ファインダーに専用のCCDを内蔵して、高速なAFとライブビューを両立する「クイックAFライブビュー」は、他社にはないソニー独自の機構である。昨年発売された「α350」から搭載されている。
このクイックAFライブビューを採用した第二世代のデジタル一眼レフカメラがソニーから登場した。18日に発表された「α380」「α330」である。同時にエントリーモデルの新機種として「α230」も投入。いずれも従来機種の特徴は継承しつつ、デジタルカメラを購入する際のハードルになる3つの要素「価格」「難しそう」「重い/大きい」に取り組んでいる。
ブラウンの新色も
今回発表された3モデルのうち、300番台の2機種はバリアングル液晶+ライブビュー搭載機。α380は有効1420万画素、α330は有効1020万画素のCCDを搭載する。下位のα230は有効1020万画素で、軽量さと手軽に入手できる価格を重視した製品となっている。
外観は上部が自然な曲線(楕円形)を描いている。若干下がった肩の部分にモードダイヤルや電源スイッチが埋め込まれたような雰囲気になっており、シンプルですっきりとした印象を与える。また、キットレンズにメッキパーツを採用したほか、グリップ部分にもテクスチャー状の凹凸が付けられるなど、一般的な一眼レフとは少し違った印象だ。
さらにミッドレンジのα330には、デジタルカメラとしては珍しい「ノーブルブラウン」のカラーバリエーションを用意。ブラウンは今年の流行色とも言えるカラーで、バイオノートを始めとしてさまざまなデジタル機器で採用されている。男女問わず持ち運べ、黒いレンズを装着した際にも違和感なく、汚れも目立たない特徴がある。
本体も大幅に軽量化。α350の約582gに対し、α380とα330は約490g。α200の約532gに対してα230は約450gとなった。本体サイズも全体的に小型化している。