コニカミノルタフォトイメージング(株)は2日、手ぶれ補正機構“Anti-Shake”(アンチシェイク)と光学12倍ズームレンズを装備した有効500万画素CCD搭載デジタルカメラ『コニカミノルタ ディマージュ(DiMAGE) Z5』を18日に発売すると発表した。価格はオープンプライスで、編集部による予想販売価格は6万円前後。
『コニカミノルタ ディマージュ(DiMAGE) Z5』。本体カラーは“ブラック”(写真左)と“シャンパンシルバー”(右)の2種類 |
『コニカミノルタ ディマージュ(DiMAGE) Z5』(以下ディマージュ Z5)は、2004年7月に発表された『コニカミノルタ DiMAGE(ディマージュ) Z3』の後継機種。従来機種から撮像素子が変更され、新たに1/2.5インチ有効500万画素(総画素数520万)のCCDを搭載した(従来は有効画素数400万/総画素数420万)。また、画像処理技術“CxProcess(シーエックスプロセス)”は、高解像度再現処理の強化を図った“CxProcess III(シーエックスプロセス III)”へとバージョンアップされている。
このほか、主な特徴は従来機種のものを継承し、焦点距離f=5.83~69.9mm(35mmフィルム換算で35~420mm相当)/光学12倍の10群13枚構成ズームレンズ(開放絞り値はF2.8~F4.5)、CCDを動かすことで手ぶれを補正する“Anti-Shake(アンチシェイク)”機構、AF演算専用ASICの搭載やフォーカシング駆動の高速化、CCDからの高速画像読み出しなどにより、広角側約0.2秒/望遠側約0.3秒(同社測定基準による)というフォーカス時間を実現する高速AF機能“ジェットAF”、手ぶれ補正機構や光学ズーム(ズーム駆動音が録画時に音声に入りにくい“サイレントズーム”機構を採用)を併用したVGA(640×320ドット)/毎秒30フレームでの動画撮影機能、などを搭載する。また、動画撮影の新機能として、撮影した動画の画像を確認しながら不要部分をカット編集する“動画編集機能”や、再生中の動画から好きなシーンを静止画として切り出す“セレクトショット機能”が追加された。
主なスペックは、撮影距離が通常モード時ワイド0.6m~∞/テレ1.6~∞、マクロモード時ワイド0.1m~1.0m/テレ1.2~2.5m、スーパーマクロモード時1cm~1m(いずれもレンズ先端からの距離)、ISO感度はAUTO/50/100/200/320、シャッター速度はAUTO、4~1/1000秒、静止画の記録解像度は最大2560×1920ドット、記録フォーマットはJPEG形式(DCF 2.0/DPOF Ver.1.1/Exif 2.2準拠)、動画撮影では、640×480ドットまたは320×240ドットで毎秒30または15フレームの音声付き動画をメディアいっぱいまで連続記録が可能。動画の記録フォーマットはMotion JPEG圧縮のQuickTime形式となる。 また連続撮影機能として、最速毎秒約2.2コマの撮影が可能な“連続撮影”モードのほか、1024×768ドットで毎秒約10コマの連続撮影が可能な“UHS(ウルトラハイスピード)連続撮影”モード、シャッターボタンを押し込んで離した時点から約2秒さかのぼって最大20コマ分(1024×768ドット時)の画像をメモリーカードに記録する“シャッターチャンス連続撮影”モードの3種類を備える。
本体背面 |
製品パッケージに含まれる付属品は、16MBのSDメモリーカード、単3アルカリ電池×4、USBケーブル、AVケーブル、ネックストラップなど。付属ソフトは、画像管理ソフト『DiMAGE Viewer』(対応OSはWindows 98/98 SE/Me/2000/XPまたはMac OS 9.0~9.2.2、Mac OS X 10.1.3~10.1.5/10.2.1~10.2.8/10.3~10.3.6)など。