DFIから、チップセットに“i852GME+6300ESB(HansRapids)”を搭載したPentium M対応マザーボード「852GME-MGF」が登場した。
DFI製としては2モデル目となるPentium M対応Micro ATXマザー「852GME-MGF」。 | “i852GME”は、昨年6月に発表されたFSB400/533MHzに対応するMobile Pentium 4用のチップセット。年明けにも発表されると思われるFSB533MHz版のPentium Mが動作するかは、現時点では分からない |
“i852GME”は、昨年6月に発表されたFSB400/533MHzに対応するMobile Pentium 4用のチップセットだ。メモリはPC2700(DDR333)、AGP4×などをサポートするほか、“Intel Extreme Graphics 2”によるVGA機能も搭載。“SpeedStepテクノロジ”や、Deep Sleep/Deeper Sleepの各モードに対応、さらに1600×1200ドット(UXGA+)に対応したLVDS(Low Voltage Differential Signaling)インターフェースを内蔵しているのが特徴となる。
今回登場した「852GME-MGF」は、すでに同社から発売されている“i855GME+6300ESB(Hance Rapids)”搭載「855GME-MGF」のNorth bridge変更モデルともいえる製品で、拡張スロットやオンボードインターフェイスの構成は基本的に同じだ。
ひと通りのオンボードインターフェイスを備えるが、内部のUSBコネクタが無いのは「855GME-MGF」と同様。フロントのUSBやカードリーダを使用するには注意が必要だ | “6300ESB(Hance Rapids)”を採用することで、PCI-Xスロットを1本搭載するのもDFI製Pentium M対応マザーでは特徴といえる |
スペックは“6300ESB(Hance Rapids)”を採用することで、PCI-Xスロットを1本搭載するほか、Serial ATAポートも2つ装備。ほかにAGPスロットも用意されており、全体の構成はAGP、PCI-X、PCI×2、DDR DIMM×2というものになる。また、チップセット統合のVGAやサウンド、IEEE1394、ギガビットイーサネットなどがオンボード。専用CPUクーラーが付属する点も「855GME-MGF」と同じだが、マニュアルは日本語化されているのが確認できた。
ちなみに、年明け早々にも発表されると思われるFSB533MHz版のPentium Mが動作するかは、もちろん現時点では不明。現在出回っているFSB400MHz版のPentium Mでは、FSB533MHzで動作させるにはオーバークロックが前提となるので注意したい。本日入荷したのはドスパラ本店で、価格は2万7800円だ。
背面ブラケットの様子。VGAやサウンド、IEEE1394、ギガビットイーサネットなどをオンボードする | 小型の専用CPUクーラーが付属。最近はPentium M用のCPUクーラーも発売されているので換装するのもアリ |