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Transmeta“Efficeon”を搭載するMini-ITXマザーが!

2004年09月30日 00時00分更新

文● 増田

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 Transmetaの低消費電力CPU“Efficeon”を搭載するMini-ITXマザー「MB860」がIBASE Technologyから登場した。前身である“Crusoe”を含め、同社製CPUを搭載するノートPC以外の製品がパーツショップに出回るのは珍しいといえる。

「MB860」
Transmeta“Efficeon”を搭載するMini-ITXマザー「MB860」

 搭載するEfficeonは動作クロック1GHzの“TM8600”。組み合わされるSouth Bridgeはこれまた珍しいALi製“M1563M”。メモリはノート用のMicroDIMMモジュールを使用し、スロットは1つのみ。PC2700(DDR333)DDR SDRAMまでの対応で、最大容量は1GBだ。拡張スロットはPCI×1。16MBのVRAMをパッケージに内蔵する“Mobility RADEON M9”によるVGA機能(AGP接続)がオンボードとなっており、10/100BASE-TX対応イーサネットも搭載。電源コネクタは20ピン。IDEインターフェイスは通常の40ピンが1つと、2.5インチHDD用の44ピンが1つで、ケーブルも40ピンと44ピンが1本ずつ同梱されている。FDDインターフェイスは特殊形状のもので、ケーブルが付属しないため事実上使用不能だ。

“TM8600”
マニュアルより。搭載するEfficeonは動作クロック1GHzの“TM8600”

 バックパネル部のインターフェイスは、マウス/キーボード、シリアル、パラレル、D-Sub15ピン、USB2.0×2、イーサネット、コンボジットビデオ出力。このほか、ボード上から3つのシリアル端子を引き出すことが可能。もちろん、CPUもGPUも装着されているのはヒートシンクのみで、ファンレスとなっている。価格はぷらっとホームで6万2800円。かなり高価といえるが、注目の存在であることは間違いない。
 なおこちらのコラムで、この製品を使用した“Efficeon”の性能テストを行っているので、参考にされたい。

ファンレス ケーブル
CPU(右)もGPU(左)も、装着されているのはヒートシンクのみで、ファンレスとなっているIDEケーブルは40ピンと2.5インチHDD用の44ピンの2本が同梱
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【取材協力】

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