90Mbps、70Mbps、50MbpsとメーカーのWebサイトに行くと景気のいい数字が並ぶルータのスループット(実効通信速度)性能。でも、実際には条件の違いもあって、正しい比較になりにくい部分が多々ある。そこで、このページでは24製品ものルータのスループット性能をまとめて測定した。
やっぱり気になる
スループット
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ルータの評価ポイントは通信速度に限らず、セキュリティ関連機能や安定性など、複数の要素にまたがる。しかし、多くのPCユーザーが、どうせ買うならより高速でより高性能なものと考えるのも確かだ。ここでは今回メーカーから借用できた24製品のルータについてそのスループット(実効通信速度)を編集部で測定した。回線の違いや業者によって異なる設定などにより、必ずしもユーザーの環境と一致するとは限らないが、ひとつの参考になるはずだ。
さて、スループットというと、メーカー側でもパッケージやWebサイトに数字を掲載し、製品の宣伝に用いている。しかし、これらの数字には「SmartBitsによる測定」とか「FTPによる実測値」といった注釈が付けられている。このうちSmartBitsとはネットワーク機器のパフォーマンスを測定する専用の機械で、一定サイズのパケットを送受信しつづけ、その速度を計測するというものである。もちろん、これもひとつの目安にはなるが、現実の環境とは少々異なる部分がある。
●“SmartBits”測定値には注意
ネットワークのパフォーマンスを測定する専用機であるSmartBitsでのスループットは実際にユーザーが利用する場合の速度との関連性が低いことがあるので注意したい。![]() |
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SmartBitsでのスループットは速度との関連性が低いことがある。 |
