PPPoEを用いて
フレッツ・スクウェアでの実効速度を計測
最後にグラフ3は編集部に敷設したBフレッツ回線を用い、PPPoEでフレッツユーザー向けに用意されている情報サイト「フレッツ・スクウェア」にアクセスし、そこの速度測定機能を利用したものだ。フレッツ・スクウェアへのアクセスには地域IP網を経由するため、若干の数値のブレが考えられる。そのため、これは参考としてみてほしい。グラフ2同様、それぞれにグラフ1から数値は低下している。以前、数十Mbpsといった高スループットを謳う製品でありながら、PPPoE利用時は10Mbps程度まで極端に性能が落ちてしまうといった類の製品の存在も聞かれたが、今回のテストではそのような製品は含まれていなかった。
ApacheBenchによるスループットテスト。お買い得モデル5製品の結果。 |
ApacheBenchによるスループットテスト。高性能高機能モデル10製品の結果。 |
ApacheBenchによるスループットテスト。無線LAN機能付き9製品の結果。 |
●PPPoEで実スループットは低下
Windows 2000にフレッツ接続ツールの最新版を用いたときの速度が76Mbps強。ちなみに、XP標準のPPPoEクライアントは性能が低く、これを用いた際は50Mbps前後になってしまった。つまり、高速ルータを間に挟んだほうが速くなるのだ。PPPoE経由の実スループットを計測。ただし、他サーバを経由するため、時間帯などトラフィックの変化によって数値は変わってくるので、ブロードバンドルータの厳密な性能比較は難しい。グラフ3の結果も参考値として見てほしい。 |