日本ヒューレット・パッカード(株)は6日、“hp ProLiantファミリ”の新製品として、1000人前後のワークグループまでカバーするIAサーバー『ProLiant ML570 Generation 2』4モデルを発表した。出荷は11月下旬より。
『ProLiant ML570 Generation 2』 |
ML570は、4way以上のマルチプロセッシングに対応する“Xeon MPプロセッサー”を採用し、4基までプロセッサーを増強可能なワークグループサーバー。プロセッサーの種類(CPUにXeon MP-1.4/2.0GHz)と筐体(タワー型、7Uサイズのラックマウント型)の組み合わせで4モデルを用意する。主な仕様は、チップセットの米ServerWorks社のGrand Champion HE、内蔵デュアルチャネルWide Ultra3 SCSIコントローラー、ネットワークカードNC3163 Fast Ethernet NIC PCI 10/100など。HDDはオプション。タワー型は、プロセッサー数が1基で、メモリー(レジスター付きECC対応PC1600 DDR SDRAM)を512MB搭載する。ラックマウント型では、プロセッサー数が2基となり、メモリーは1GBとなる。価格は、Xeon MP-2.0GHzを搭載したタワー型の『ProLiant ML570 T02 X2000-2M 1P 512MB』が210万円など。補償サービスとして無償保証期間中にCPU、メモリー、HDDに障害予知の警告が出た時点で無償交換に応じる“事前予防保証サービス”も提供する。
ML570では、ProLiant ML500シリーズが従来搭載していたメモリーセットをミラーリングする“ミラーメモリ機能”に加え、メモリーをホットプラグ対応にすることで、システムを停止させることなくメモリー交換を行なえるようにしたことなどが特徴だという。