日本ヒューレット・パッカード(株)(以下、日本HP)は、Linuxをプリインストールしたワークステーション“hp workstation”シリーズ4製品を発表した。
今回発表された中で最も安価な『hp workstation xw4000/CT』モデル。 | Xeon-2.4GHz、Intel製ギガビットイーサネットコントローラなどを装備した『hp workstation xw8000/CT』モデル。 |
今回発表されたのは、『hp workstation xw4000/CT』、『hp workstation xw5000/CT』、『hp workstation xw6000/CT』、『hp workstation xw8000/CT』の4製品。いずれも昨年11月にWindows 2000/XP搭載モデルとして発表された製品だ。今回新たにRed Hat Linux 7.3をプリインストールしたモデルが追加されている。
“hp workstation”シリーズのLinux対応モデルは、アプリケーション開発やMDA/EDA分野、教育機関などをターゲットにしている。日本HPは、今回発表した製品について、Linuxを使用した動作検証を行ない、顧客が導入後すぐにワークステーションを利用できるよう、Linuxをプリインストールして販売する。サポートはハードウェアに対する3年間オンサイト対応の保証が標準で付属している。
4製品のおもな仕様と価格はそれぞれ以下のとおり。
- hp workstation xw4000/CT
- CPU……Pentium 4-2.40GHz
- HDD……40GB
- メモリ……256MB
- ネットワーク……Intel PRO/100VM
- 価格……11万5600円より
- hp workstation xw5000/CT
- CPU……Pentium 4-2.80GHz
- HDD……80GB
- メモリ……512MB
- ネットワーク……Intel PRO/100VM
- 価格……21万5900円より
- hp workstation xw6000/CT
- CPU……Xeon-2.40GHz
- HDD……80GB
- メモリ……512MB
- ネットワーク……Broadcom 5702
- 価格……23万7800円より
- hp workstation xw8000/CT
- CPU……Xeon-2.40GHz
- HDD……36GB
- メモリ……512MB
- ネットワーク……Intel 10/100/1000Mbps イーサネットアダプタ(オンボード)
- 価格……27万8100円より
今回発表されたモデルに搭載されているのはすべて英語版の環境となる。日本HPは今後、既存の“hp workstation”も含め、同社の“Linux Competence Center”においてLinuxでの動作検証を行ない、動作が検証された製品には検証済みバージョンのディストリビューションも含む有償サポートを提供する“Linux Ready”対応を開始するとしている。