Pentium 4-Mを搭載するVAIOノート「PCG-GRX90/P」が登場した。16.1インチTFT液晶を採用しLightWave 3Dをプリインストールするなど、デスクトップリプレースにターゲットを絞った超ハイエンドPCである。
LightWave 3Dで
3DCGに挑戦できる
写真1 本誌と比べるとそのデカさは一目瞭然。またACアダプタも、LightWave 3Dなどをバリバリ使ってCPUの負荷が猛烈に高くなった場合でも破綻しないように容量に余裕を持たせているためサイズはかなり大きめ。 |
写真2 本体両側面および背面。右側面にヘッドフォン、マイク、USB、左側面にPCカードTypeII×2(TypeIII×1)、i.LINK、USB、背面にEthernet、モニタ、パラレル、USB、AV出力(TV出力+サウンド)、モデムの各インターフェイスを装備。 |
写真3 幅35.5cmに収まったキーボードは、写真ではこじんまりとすら見えるが、ステンレスメカキーの採用で快適なタッチを実現している。タッチパッドの下には上下スクロールのセンタージョグボタン(ボタン機能は変更も可能)がある。 |
写真4 本体底面には、DDR SDRAM(PC1600対応)のSO-DIMMスロットが2基用意されているが、標準で256MBモジュール×2が装備され、これ以上の拡張はできない。 |
写真5 本体上面。相手側から見て正面になるよう、浮き彫りにされたVAIOロゴは従来と同様だ。ゴージャス機能を内に秘めたシンプルなフェイスになっている。 |
図 PCG-GRX90/Pの持つパフォーマンスを堪能できるよう「LightWave 3D express for VAIO」がプリインストールされている。Webブラウザに表示されるチュートリアル(左上)に従えば、初心者でも30分程度でこんなオブジェクトが簡単に作成できる。これを機会に3D CGの世界に足を踏み入れてみるのも悪くない。 |
そのほかにもビデオ編集ソフト「Adobe Premiere 6 LE 日本語版」、サウンド編集ソフト「DigiOnSound Light」など、VAIOならではのクリエイティブなアプリケーションが豊富にプリインストールされており、PCでビデオ作品を作りたいと考えているユーザーにはまさにうってつけのモデルだ。
価格はオープンプライスで、実売価格は35万円程度と予想される。おいそれと手の出る値段ではないが、LightWave 3Dがプリインストールされていることを考えればコストパフォーマンスは非常に高い。サイズと重量からモバイル用途での利用はお勧めできないが、パワフルな省スペースPCを欲しているユーザーには強く推薦したいマシンである。
PCG-GRX90/Pの主なスペック | |
製品名 | PCG-GRX90/P |
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CPU | Pentium 4-M-1.7GHz |
メモリ | 512MB |
液晶 | 16.1インチ |
解像度 | 1600×1200/フルカラー |
HDD | 40GB |
光メディアドライブ | CD&DVD(CD-R16倍速/CD-RW10倍速/DVD8倍速/CD24倍速) |
通信 | モデム&LAN |
サイズ | 355(W)×292(D)×39.8~44.4(H)mm |
重量 | 約3.8kg |
OS | Windows XP Professional |
Officeアプリ | - |