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PCG-C1MRX

PCG-C1MRX

2002年02月02日 01時32分更新

文● 別冊ASCII編集部・遠藤さちえ

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とことんカメラを活用した
遊べるソフトがどっさり

キャラクタにアニメをかぶせて,感情を表現したり,友達のキャラクタの顔をつねるといったアクションを起こして遊べるチャットツール「Q-ze Talk」。参加者を叩いてみたところ。
 Smart Capture Premiumのほかにも,カメラを使ったユニークなソフトが多数インストールされている。今回,C1MRXとC1MR/BPにのみプリインストールされた「Q-ze Talk」(キュゼトーク)は,用意されたキャラクタやカメラで撮影した写真を使って,自分を含めた最大7人でチャットができるコミュニケーションツールだ。メイン画面は,自分を中心に参加者のキャラクタや顔が円形に配置されたウィンドウで,相手にしゃべりかけたいときは,自分のキャラクタをクリックするとキャラクタが縮小し,代わりに吹き出しが現われる。その吹き出しをクリックして,文字を入力し,参加者たちと会話を交わすという仕組みだ。これだけでは,ただのチャットソフトとなんら変わらないが,「感情」アイコンを利用すると,効果音とともに,自分のキャラクタに汗をかかせたり,泣いたり,笑ったりといった感情表現ができる。さらに,参加者のキャラクタを選択後に「アクション」アイコンから“叩く”“つねる”などのアイコンを選ぶと,そのキャラクタが頭を叩かれて×マークが表示されるというようなアニメが表示され,話題をより盛り上げてくれる。



C1ならば,カメラを使って自分の顔写真を使うこともできる。音声チャットも可能だ。
 本ソフトを持っていないユーザーは,同社のサイト(http://www.vaio.sony.co.jp/Enjoy/Guide/Q-ze/)から無料ダウンロードできるほか,チャットを始めた主催者が,チャット中に「友達を呼ぶ」ボタンをクリックして相手のメールアドレスを指定すると,あとは自動的にQ-ze Talkに必要なプログラムを添付してメール送信され,相手がそのプログラムを実行すれば,すぐに呼び出し元のQ-ze Talkに接続してチャットが開始できるようになっている。

 バイオC1シリーズのユーザーなら,MOTION EYEで自分の顔の静止画を撮り,内蔵マイクを使って音声でもやりとりができるという,ちょっとしたTV電話なみのことも可能だ。



「UReckSight」を使うとパーキャスTVを通じて,複数のムービーを切り替えながらインターネット放送ができる。
 また,今回から搭載された「DigitalPrint」は,撮影した静止画を使って,アルバムやオリジナルラベルが作れるソフト。撮影した画像は,メモリスティックでも,カメラからでも取り込み可能だが,ここでもC1ユーザーならCCDカメラを活用できる。さらに,撮影した画像をリアルタイムエンコードして,インターネット放送ができる「パーキャスTV」(要登録)に送信することで,自分だけのライブ映像を配信できる「URecSight Ver.2.0」も前モデルから継承され,標準でインストールされている。

 これだけ“カメラで遊べる”ソフトが充実している製品はまずほかにはないだろう。確かに,パフォーマンスの面から考えると,動画編集をバリバリやるというのには向かないように思うが,外出先で残して置きたいちょっとした映像に遭遇したそのとき,C1を手にしていられたら,嬉しいだろう。パソコンは仕事やメール,ゲームをするだけでなく,いろいろな場面で活用できるということを教えてくれる製品だ。



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