世界最小/最軽量のWindows XPマシンとして3月11日に開発予告が行われ、話題を集めていたVAIOノートの新機種が「PCG-U1」として正式に発表された。毎日持ち歩いて、いつでもどこでも操作できる真のモバイルPCというコンセプトを持つモデルだ。
立ったままでも操作できる
モバイルグリップ・スタイル
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| 写真1 「モバイルグリップ・スタイル」の採用により、置き場所がなくても立ったままで安定して操作できる。ただし、重量が820gあるため、このまま長時間使い続けるには相当の腕力が必要だ。 |
モバイル情報端末としては、小さいものでは携帯電話をはじめとして、PDAやハンドヘルドPC、そしてミニノートやサブノートといったカテゴリが存在している。PCG-U1はハンドヘルドPC以上、ミニノートPC未満というマーケットを開拓することを目的に開発された、VAIOノートのラインナップで最もコンパクトなモデルである。
PDAやハンドヘルドPCは毎日持ち歩いても負担にならないもののPCに比べるとCPUが非力だったり、利用できるアプリケーションが限られているなどして、PCのような汎用性を持っていない。ミニノートはパワフルで活用できる幅も広い反面、毎日持ち歩くにはもっとコンパクトで軽量なほうがいい。しかもノートPCは基本的に手に持ったまま使うことを想定していないので、場所を選ばずに使うというには無理がある。こうした両者の苦手とする部分にノートPC側からアプローチしたのがPCG-U1である。ボディサイズは184.5(W)×139(D)×30.6~46.1(H)mm、重量は820gと、これまでのPCにないコンパクトさと軽さを追求することで持ち運ぶ際の負担を減らし、さらに「モバイルグリップ・スタイル」という新しい操作スタイルを採り入れることで、場所を選ばず、立ったままちょっとした合間にも使えるようになっている。
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| 写真2 オレンジのプリントのあるキーがThumbPhraseに対応する。機能のオン/オフはキーボード上部のボタンで行う。また、入力モードの切り替えは「半角/全角」、入力中文字列表示部でのカーソル移動は「Tab」キーで行うなど、必要な操作は周辺のキーで一通り行える。 |
さらに文字入力に関しても、携帯電話のように親指だけで文字入力が行える「ThumbPhrase」という新しい機能を搭載している。ThumbPhraseは、同社の携帯電話に搭載されている、入力したい文章の最初の数文字を入力するだけで変換候補を予測してリストに表示する予測変換機能「POBox(Predictive Operation Based On eXample)」を、Windows用にカスタマイズしたものだ。キーボードの上部にある「ThumbPhraseボタン」を押すと、ソフトウェアが起動するとともに、キーボード右端の12個のキーが親指入力対応になる。
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| 図1 ThumbPhraseは文字入力のフロントエンドとして機能し、インライン入力には対応していないため専用のインターフェイスが表示される。予測変換機能の搭載で、操作に慣れればかなり効率よく日本語入力が行える。 |
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| 写真3 ThumbPhraseによる日本語入力はボディを両手で支えたまま親指だけを使って行える。携帯電話を使いこなしているユーザーならキーを覚える必要もなく、スムーズな文字入力が可能だ。 |
このほかにも、キーボード上部に目立つように搭載したスタンバイボタンでPDAのように簡単にサスペンド/レジュームが行え、ファイル共有の設定など行わなくてもネットワーク経由で別のVAIOと簡単にファイルの交換が行えるソフト「FlyingPointer」が用意される(接続するVAIOにはPCG-U1に付属のCD-ROMからインストールする必要がある)など、必要なデータを持ち出してちょっとした空き時間に作業できる、モバイルPCらしい工夫が盛り込まれている。
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