高画質・長時間の
ムービー撮影が可能に
マイコンピュータを開いてみると,カメラアイコンの名前が「Sony MPEG-2 R-Engine」としっかり明記されている。 |
バイオC1といえば,トレードマークともいうべき,静止画や動画の撮影が可能な35万画素プログレッシブタイプの内蔵CCDカメラ「MOTION EYE」が特徴だ。動画キャプチャに関しては,これまでもMPEG1ソフトウェアエンコーダや,Motion JPEGハードウェアエンコーダをサポートするなどしてきたが,新たにMPEG-2リアルタイムハードウェアエンコーダ「MPEG-2 R-Engine」を搭載し,画質・1ファイルに保存可能なサイズ,ともに格段にパワーアップした。
CCDカメラの絞りが前モデルのF2.8からF3.4へと変更され,スローシャッター対応となった。 |
MPEG-2でのキャプチャ解像度は,ポートリプリケータのA/V入力端子から取り込んだ場合が720×480ドット,MOTION EYEから撮影した場合が640×480ドットで,ビットレートは可変ビットレートに対応し,画質は平均6Mbps~最高8Mbpsまでの「ファイン」と,平均3Mbps~最高4Mbpsの「スタンダード」の2種類を選択できる。また,従来の動画形式であるMPEG1の最大10fps(最大30fpsとはしていたものの,実質値は10fpsだった)から,MPEG-2になったことで最大30fpsと滑らかな動作の録画を可能としている。
音声は,内蔵マイクとマイク端子を使用した場合はモノラルとなり,A/V入力の場合のみステレオ録音が可能となる。MPEG-2ハードウェアエンコード時の音楽フォーマットは,PCMでサンプリングし,MPEG1 Audio Layer2で圧縮している。サンプリングレートは48kHzで,音声ビットレートは384kbpsだ。
連続録画可能なファイルサイズは,従来の1GBという制限から4GBへと大幅に拡大され,スタンダードなら約3時間,ファインでも約1時間半も撮影できるようになった。
Smart Capture Premiumを起動して,MOTION EYEによる動画を撮影。左側中央のカメラアイコンで静止画,長時間ムービー(MPEG-2録画),ネットムービー(MPEG1,AVI録画)を選択する。画質はVHS程度。 |