8日の記事で今週中の本格流通開始をお伝えしていたAthlon XP 2000+が店頭に並んだ。また、Pentium 4-2AGHzとVIA C3-933MHzの両CPUも相次いでデビュー。どれも9日の段階では扱い店が少ないが、週末までには多くのショップで販売が始まるようだ。
今回アキバに登場したAthlon XP 2000+は日本国内代理店を経由したバルク版で、コアに記載されている型番は“AX2000DMT3C”。これは昨年末に組み込みなどセットのみという制限で一部ショップにて販売されたものと同じであり、単品販売が開始されたのは今回がはじめてということになる。実クロックは1.67GHzとなっており、価格はOVERTOPで4万2980円、T-ZONE.PC DIY SHOPで4万4800円、フェイスで4万7700円。
一方、リテールパッケージで登場したPentium 4-2AGHzはNorthwoodコアを採用したPentium 4。Intel製CPUでは比較的よくあることだが、従来製品と同名、同クロックでコアが変更されたため“A”が型番に付記されている。パッケージは昨年末にデビューした2.20GHzと同じく、従来製品とほぼそっくり。
Pentium 4-2AGHz リテールパッケージ。L2キャッシュの記載など細かい点以外は従来型と瓜二つ。S-Specは“SL5YR”
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Pentium 4-2AGHz 1月9日現在の価格情報
価格 | ショップ |
\51,800 | OVERTOP(完売。週末再入荷予定) |
\55,999 | USER'S SIDE本店(予価。入荷済み) |
\59,980 | クレバリー1号店 WonderCity |
\64,799 | カクタソフマップ ソフマップ1号店 Chicago |
VIA C3-933MHzは年末から一部ショップで展示されていたもの。仕様に関しては展示開始についての記事を参照してほしいが、今回デビューしたのはリテールパッケージで、何の前触れもなく登場する場合の多いC3としては珍しくほぼ予定どおりの登場となった。もっとも、慣れないことはするものではない?! のか、リテールパッケージに貼られるハズの動作クロック記載シールが貼られていない。つまり、パッケージからはこれがいったい何MHz動作のC3なのか皆目見当がつかないのである。入荷して8880円で販売を開始した高速電脳では独自に「C3 Ezra 933MHz」と書いたシールを貼って対処しているが、しばらくは混乱しそうだ。なお、同時にC3-900MHzもやはりシールなしリテールパッケージにて登場しており、これも混乱に拍車をかけそう。こちらは同店で8580円。
パッケージのどこを見渡してもクロックを伺わせる表記はない。ちなみに右下はC3-866MHzのリテールパッケージに貼られているクロック表記シール
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C3-900MHzもクロック表記がないため、ショップ側で対処している |
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