初心者にも中級者にもお勧め
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サンプル画像1。元画像は2048×1536ドットだが、掲載用に640×480ドットにリサイズしている。 |
実際に利用してみると、少々大きめの本体はホールド性もよく、シャッターボタンの手前にある大きなベストショット用ボタンも使いやすい。左側に配置されたカーソルキーや、両手できっちりホールドできるボディデザインなど好感が持てる。ただし、背面にレイアウトされたズームレバーはいまひとつ位置が外側すぎるように感じた。ズーム操作のために親指位置をずらさなくてもよいように、ズームレバーはもっと内側でもよかっただろう。
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サンプル画像1の中央部。トリミングしているがリサイズはしていない。 |
撮影画像に関しては、太陽光/蛍光灯ともに比較的自然なホワイトバランスとなり、とくに明るめのレンズは室内でも十分に活用できるだろう。通常のモード(オート)では彩度、コントラストともに低めだが、ベストショットモードで選んだ撮影シーンによっては一気に高い彩度とコントラストを持つ画像となる。
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サンプル画像2。ベストショット機能を利用したマクロモードで花を撮影。彩度が高めに設定され、鮮やかな色となっている。元画像は2048×1536ドットだが、掲載用に640×480ドットにリサイズしている。 |
ベストショット機能を見ると、いかにも初心者向けというイメージのある製品だ。確かに初心者にとっては難しい撮影シーンを、メニューを選ぶだけで撮影できるというのはありがたい。しかし、オートモードで単にカメラを向けてシャッターを押せばそれなりに撮れるというだけでなく、撮影シーンに合わせてカメラの設定を変更することを教えてくれるわけで、写真について学ぼうという人にもお勧めしたい製品だ。
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サンプル画像3。ベストショットモード(右側)と通常のオートモード(左側))との違い。元画像は2048×1536ドットで、上の2つは全体をリサイズしたもの、下の2つはリサイズなしのトリミング画像。ベストショットの「建物を撮る」を使うとシャープネスがハードに効いているのがわかるだろう。 |
QV-3500EXの主な仕様
製品名 |
QV-3500EX |
撮像素子 |
1/1.8インチ334万画素CCD(原色フィルタ、有効324万画素) |
レンズ |
f=7~21mm(35mmフィルム換算33~100mm相当)、F2.0~2.5 |
静止画記録 |
2048×1536/1024×768ドット |
動画記録 |
320×240ドット、15フレーム/秒 |
記録媒体 |
CF(Type I/II)、IBM MicroDrive対応 |
液晶モニタ |
1.8インチTFT低反射カラー液晶(555×220ドット) |
インターフェイス |
USB、ビデオ出力端子(NTSC/PAL) |
電源 |
単3乾電池×4本(アルカリ、リチウム、ニッケル水素充電池)、3Vリチウム電池パック(CR-V3P)×2 |
動作時間 |
アルカリ電池:約420枚、リチウム電池:約900枚、ニッケル水素充電池:660枚、リチウム電池パック(CR-V3P) :約1350枚撮影可能 |
本体サイズ |
134.5(W)×57.5(D)×80.5(H)mm(レンズ収納時) |
重量 |
約320g(電池、付属品含まず) |