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QV-3500EX

QV-3500EX

2001年04月12日 03時41分更新

文● 行正

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メニューで選ぶだけで高度な撮影テクニックを使える

メニュー画面。大きなアイコンと日本語メニューはわかりやすく、初心者にもやさしいだろう。

 最大の特徴であるベストショット機能は、同社のレンズ回転式211万画素デジタルカメラ「QV-2800UX」に搭載されているものと同じ機能で、撮影するシーンに合わせたサンプル画像と解説付きメニュー(28種類)を選択すれば、カメラの各種モードが目的別に自動的に変更されるというもの。



背景と人物の組み合わせを選んだときの画面。右側に人の輪郭が表示され、頭部にフォーカスが合うようになっている。もちろん実際に利用するときは、この表示が風景と被写体の上にオーバーラップ表示される。

 たとえば、夜景と人というメニューを選択すれば、スローシャッター+ストロボとなる。さらに、夜景に限らず風景と手前の人物というシーンでは、人型の輪郭線とそれに合わせたフォーカシングエリアが表示され、手前の人物にフォーカスが合わせられる(人物を背景に対して左右どちらに写し込むかもメニュー別に用意されている)。このほか、夜景(スローシャッター/フォーカス無限遠)や花火(絞り込んでシャッターバルブ/フォーカス無限遠)など、初心者には難しい被写体でもメニューから選ぶだけで撮影できる。



ベストショットメニューの一部。これを見ながらいろいろな撮影をすれば、撮影方法に関しての基本が身についてくるだろう。

 さらに、シャッター速度と絞り、フォーカスだけでなく、建物を撮るときには強いシャープネスを、木々を撮るときは緑強調、花を撮るときは彩度を高めに設定するなど、デジタルカメラならではの画像処理も行われる。
 銀塩/デジタルを問わず、“スポーツ”“風景”“ポートレート”といった撮影モードが用意されているカメラは多い。ベストショット機能は、こういった撮影モードという考え方を追求したものといえる。また、ベストショットモードではシーンを追加することも可能で、付属CD-ROMには36種類のベストショット用シーンデータが収録され、カメラ本体内の28種類と合わせて64種類の撮影シーンが利用できる。CD-ROM内のシーンを使うには、CFカード内にファイルをコピーしてQV-3800EXに装着し、メニューのベストショット設定を“内蔵+CF”にするだけだ。とくにROMを入れ替えることなく機能を増やせるのはありがたい。ベストショット用の設定ファイルは一見すると単なるjpeg画像データ(約29KB)だが、カメラ設定がファイル内に組み込まれている。画像を見ながらどの機能を入れておくが簡単に選べるので非常に便利だ。
 ベストショット機能だけでなく、絞り優先/シャッター速度優先/マニュアルの露出モード、マルチパターン/中央重点/スポットの測光モードを選択でき、ホワイトバランスや内蔵フラッシュ光量、フォーカス、露出補正、画質など、豊富なマニュアル設定機能を持つ。これらの設定はSHIFTボタンと他のボタンの併用で呼び出せ、メニューの階層を深く選ぶことなく利用できるため実用性も高い。さらに、上面の3つのボタン(標準ではAFモード/ストロボモード/セルフタイマ)を、露出モードや解像度切り替えに変更できるキーカスタマイズ機能、最大60秒のバルブ撮影、オプションのワイヤードリモコン(4800円)など、凝った機能が盛り込まれている。
 また、便利な機能としては「フォーカスエリア指定機能」がある。SHIFTボタンを押せば液晶モニタ上に9個のフォーカシングエリアが表示され、カーソルで選んでSETを押せば、9つのうちで任意のエリア(たとえば「左上」にフォーカスが合うようになる。シャッターボタンを半押しにしてフォーカスロックしてからアングルを変えることも可能だが、実際に使ってみると三脚を使った撮影時などに利用価値が高い。



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