このページの本文へ

KA266-R

KA266-R

2000年12月28日 00時00分更新

文● 長谷部優人

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

KA266-Rのハードウェア仕様
IDE RAID装備、CPU倍率変更も可能

メモリバンドル版に同梱されているメモリモジュールは、表裏でチップが重複しないように配置されている。チップ1枚あたり8bit(x8)のデータをスキューなしに伝送するためにはこのほうが都合がいいのだろう。
 さて、このKA266-Rは、ALiMAGiK 1搭載マザーボードとしては世界初であり、現在のところ唯一の製品である。DDR SDRAMプラットフォームとしては先にAMD761を搭載したGigabyte「GA-7DXC」の販売が開始されているが、こちらはFSB266MHzとPC2100 DDR SDRAMの動作は保証外。このKA266-Rは、FSB266MHzとPC2100 DDR SDRAMを正式に対応する初めての製品となる。秋葉原には当初並行輸入品が出回り、それには64MBのDDR SDRAMがバンドルされていたのだが、それはGigabyteのGA-7DXCに同梱されていたものと同様にES(Engineering Sample)品であった。しかし、その後流通したアイウィルジャパン扱いの正規品には、ES品でない正規の128MB DDR SDRAMを同梱している。



AMIのIDE RAIDコントローラチップ「MG80649」。
 このKA266-Rの仕様を順を追って見ていこう。まず、拡張スロットは、AGP×1、PCI×5、AMR×1という構成。DDR DIMMソケットを3本備え、最大搭載容量は3GB。拡張性は十分確保されている。South Bridgeである「M1535D+」が内蔵するIDEコントローラはUltraATA/100に対応しているが、本ボードは型番末尾の「-R」が示すようにAMIのIDE RAIDコントローラ「MG80649」を別途実装しており、RAID 0(ストライピング)、RAID 1(ミラーリング)に対応する。

 また、M1535D+はAC'97デジタルコントローラも内蔵するのだが、本ボードではこの機能は使用せず、CmediaのPCIサウンドチップ「CMI8738」を別途実装して4chオーディオ機能を提供している。このオーディオとRAIDの機能は、それぞれ近くにあるジャンパピンで無効にすることが可能なので、不要な人に邪魔になることはない。



CPUの倍率を変更するジャンパピン。システムクロックに対して5倍から12.5倍まで、0.5倍刻みで設定できる。
 FSB設定クロックとSDRAMの動作クロックはBIOS上で15通りに設定できるが、これらは同じクロックにしか設定できないようになっている。また、DIMMソケット脇の3つのジャンパでは、システムクロックに対して5倍から12.5倍まで、0.5倍刻みでCPUの倍率変更ができるようになっている(デフォルトでは自動設定)。ただし,この倍率設定は,CPU表面の「L1」とマーキングされている横の4組のピンがすべてクローズになっているCPUにのみ有効。これがオープンになっているCPUでは設定が無視される。これは,Abitの「KT7」やMSI「K7Pro2」など、倍率変更機能を有するボードに共通して言えることだ。鉛筆やコンダクティブペン(ペン型の導電性接着材)などでL1を手動でショートさせ倍率変更を行っているユーザーもいる。なお、CPUコア電圧など各種電圧を任意に設定する方法は用意されていない。



L1オープンのCPU(上)と L1クローズのCPU(下)。L1クローズのCPUのみ倍率設定が有効となる。
BIOS画面。FSB設定クロックとSDRAMクロックは同じにしか設定できない。

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

最新記事
ピックアップ

ASCII.jpメール アキバマガジン

ASCII.jp RSS2.0 配信中