このページの本文へ

KA266-R

KA266-R

2000年12月28日 00時00分更新

文● 長谷部優人

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

ベンチマークテスト結果


WV32-MEMORY

編集部オリジナルの「WV32」でメインメモリアクセスを測定した。PC1600(FSB200MHz)の環境ではApollo KT133/PC133 SDRAM環境にも大きく劣る一方、PC2100(FSB266MHz)環境では大きな躍進を見せており、ライトとミックスではAMD761でのPC2100環境(ES品のAthlon-1.13GHz使用)を上回った。AMD761のこの環境はメーカー動作保証外のもので動作も不安定だったためあくまでも参考値と考えてほしいが、ALiMAGiK 1のPC2100環境でのメインメモリ性能は優秀と言える。

HD Tach 2.61(Burst Read Speed)

TCD Labs(http://www.tcdlabs.com/)製のHDD性能測定ベンチマーク。数値はHDDのキャッシュ内からデータをバースト転送した際の転送速度を示している。M1535D+のUltraATA/100対応IDEコントローラの性能がしっかり出ているかを見るためのものだが、UltraATA/66の理論転送速度を超えており、UltraATA/100コントローラとしては、標準的な性能を発揮できている。

HD Tach 2.61(Peak Transfer Rate)

同じく、TCD Labs(http://www.tcdlabs.com/)製のHDD性能測定ベンチマーク「HD Tach 2.61」を使って、シーケンシャルのリード性能を測定した。HDD自体の転送能力がUltraATA/66の限界にも達していないため、前項のバーストリードの数値の差は反映されていないが、他のチップセットのUltraATA/100コントローラとは同等の能力を持っていることがわかる。

Super-π

東京大学金田研究室が開発した円周率計算プログラム。CPU性能、メインメモリ性能、HDD性能などを顕著に反映するためベンチマークプログラムとしても広く使われている。PC1600環境での数値は奮わず、KT133(CL=3)にはわずかに勝ったものの、KT133(CL=2)には劣っている。AMD761はPC1600環境でも優秀な数値を示していたが、ALiMAGiK 1はPC2100環境でもこれに及ばなかった。

SYSmark 2000

BAPCo(http://www.bapco.com/)製のポピュラーなベンチマーク。実際のアプリケーション上でのオペレーションをシミュレートするもの。Word、Excel、PowerPointといったアプリケーションでの数値が悪く、全体ではPC2100環境でも、KT133(CL=3)の数値に及ばない。

Excel 2000

ASCII Lab.製のExcel 2000ベンチマークで、ビジネスアプリケーションレベルでの性能を測定した。これもSYSmarkと同じ傾向で、PC2100環境ではKT133(CL=3)には勝ったものの、KT133(CL=2)やAMD761のPC1600環境には負けてしまっている。PC1600環境では大きく落ち込んだ。

3DMark 2000 Ver1.1

Madonion.comの有名な3Dベンチマーク。ビデオカードのHardware T&Lを有効にして測定している。KT133に劣ることはなかったが、AMD761のPC1600環境にはわずかに及ばなかった。

Microsoft Media Encoder 7.0

MicrosoftのWindows Media Encoder 7.0を利用したベンチマーク。30秒間のAVIファイル(320×240ドット)をMPEG4にコンバートするのにかかった時間。CPU性能にも大きく依存するテストだが、メインメモリ性能もかなり反映する。PC1600環境ではPC133(CL=3)環境以下にとどまり、PC2100環境でもPC133(CL=2)に負けてしまった。

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

ピックアップ

ASCII.jpメール アキバマガジン

ASCII.jp RSS2.0 配信中