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ここがスゴいぞっ! iLife ’09 第2回

地図好きにはタマラナイ!? iPhoto「撮影地」機能

2009年02月07日 09時00分更新

文● 広田稔/トレンド編集部

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Googleマップで探す感覚

 iPhotoのデータベースに撮影地が入っていない場合、さらに住所を手入力して特定する。その手順は、Googleマップで住所を検索するのと似ている。

新規の撮影地

目当ての候補が出てこなかった場合、「新規の撮影地」をクリック

青いピン

設定パネルが現れるので、左上の検索ウィンドウに住所を入力しよう。該当する住所があれば、地図上に青いピンを表示してくれる

撮影場所

青い円形は撮影範囲を表す。例えば、お店を撮影地に指定する場合はドラッグで円を狭くするといいだろう

イベントの説明を入力

先の画面で撮影地の設定が終わったら、「写真に割り当てる」をクリックすれば完了。さらに「イベントの説明を入力」欄にメモを書き込んでおけば、あとで見直した際に写真を撮ったシーンを思い出しやすくなる

ジオタグは写真のExifに埋め込まれる?


 iPhotoでジオタグを手入力した場合、iPhoto上では「拡張写真情報」の「場所」に緯度/経度を表す数値が表示されるようになる。ただ、この値は写真のExif情報に埋め込まれているわけではないようだ。

 ジオタグを付けた写真をドラッグ&ドロップでデスクトップに置き、別のソフトで開くとジオタグの値が入っていないことが分かる。例えば、画像投稿サイトの「Flickr」にジオタグ付きで写真をアップロードしたい場合は、書き出し機能を使おう。


書き出す

「ファイル」メニューから「書き出す」を選び、「場所情報」オプションをオンにして保存すれば、ジオタグ付きで写真が書き出される

Adobe Photoshopで画像のExif情報を表示したところ。左がドラッグ&ドロップ、右がiPhotoの書き出し機能で保存した画像だ。右にだけGPS情報が埋め込まれているのが分かる

ジオタグ

ジオタグを付けて書き出した写真は、ウェブサービスの「Flickr」にアップロードしてもきちんと地図データが残っている。iPhoto '09ではFlickrに写真を直接投稿できるようになったが、残念ながらこの機能でアップロードすると、せっかく入力したジオタグなしに転送されてしまう


 さて、残りの「GPSロガーを使う」だが、これは次回への宿題にさせていただきたいっ。

GPS-CS1KSP

メーカー的にはMac OS X非対応とされているソニーのGPSロガー「GPS-CS1KSP」

GPS-CS1KSP

だが、Mac OS X 10.5.6につないでみたところ、あっさりとUSBマストレージとしてデスクトップにマウントされた。次回はGPS-CS1KSPを使ったiPhotoでの活用方法を探っていこう

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