先週、AppleからiOS版の「iPhoto」が公開された。写真の閲覧や管理に加え、編集機能も備えており、写真を扱うならこれ1つでほぼ事足りそうなほど完成度が高い。今回は「iPhoto」アプリで写真を活用したおす技を紹介しよう。
iOS版iLifeアプリが出揃った
2010年に「iMovie」、2011年に「GarageBand」が登場し、「iPhoto」が公開されたことで、Mac向けに発売されている「iLife」に含まれるアプリがiOS版として揃うことになった。「iPhoto」はiPad 2/iPhone 4/iPhone 4Sの最新OSで動作する写真管理・編集アプリ。Mac版の「iPhoto」と比べると、機能は少ないが、それでもiOSのアプリとしてはピカイチの完成度。写真の管理から編集、管理まで活用できるのだ。
大量の写真を快適に閲覧・手軽に管理できる
標準の「写真」アプリでも、iPad 2なら大量の写真をサクサク表示できる。スライドショー再生や簡単な編集も行なえる。しかし、サムネイルが小さすぎて写真を探すのに手間取ったり、凝った編集が行なえないというネックもある。そんなときにお勧めなのが「iPhoto」。写真の閲覧から活用までを1つのアプリでスマートに行なえるのだ。
動作は快適そのもので、スクロールや写真の表示も滑らか。デジタル一眼レフで撮影した写真でも、サクサク表示できる。写真にはコメントを付けられるほか、お気に入りに登録したり、フラグを付けて管理できる。
手持ちのアルバムをiPadに保存して、友人に見せれば盛り上がるはず。共通のイベントなら思い出話に花が咲くし、10年以上前の写真ならその変化がウケるだろう。標準の写真アプリと違って、写真の中身がわかるサムネイルが表示されているので、お目当てを探しやすいのが便利。iPhoneの小さな画面でも、サムネイルを表示してくれるのは助かるところ。なお、写真を全画面表示したい場合は、タイルのアイコンをタップするとサムネイル一覧を非表示にできる。
相手によっては、アルバムで見せたくない写真があるかもしれない。そんなときは、特定の写真を「iPhoto」上で非表示にすることも可能だ。とはいえ、パスワードなどで保護されるわけではないので、端末ごと渡してしまうのはちょっと不安。

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