出産、旅行、友人の結婚式など、節目節目のイベントではビデオカメラの出番が増えるもの。ところが、せっかく撮ったビデオも、「編集とか、よく分かんないし」なんていう理由で、ビデオカメラに塩漬けしちゃってる人の多いこと……。
何事も、まずは「基本を押さえる」ことが大切。本連載ではこれから数回にわたって、Macの動画編集ソフト「iMovie '09」の使い方を紹介していくが、その前に知っておきたいのが動画編集の基礎知識だ。というわけで、初心者が感じるであろう6つの疑問についてまとめてみた。
目次
その1:Macではどんなビデオカメラを買えばいい?
答えは「基本的に何でもいいんじゃない?」だ。
現在、量販店に並んでいるビデオカメラは、家庭用テレビで鑑賞できる最高画質の「フルハイビジョン」対応が当たり前になっている。思い出はなるべくきれいな画質で残しておきたいもの。まずはフルハイビジョンに対応しているかどうかで、ビデオカメラを選ぶといいだろう。
各機種で最大記録画素数に違いはあるが、フルハイビジョンの映像の画素数は、1920×1080ドット=約207万画素なので、静止画撮影も重視したいというのでなければ、この画素数をクリアした機種を選べば十分だろう。機能面では顔認識や手ぶれ補正など、各機種で違いはあるものの、そのあたりはお好みでどうぞ。
注目は、キヤノンの「EOS Kiss X3」やニコンの「D5000」など、フルハイビジョン動画撮影機能を搭載した一眼レフデジカメだ。
一般的なビデオカメラに比べて片手持ちで撮りにくいなどの制限はあるものの、1)撮像素子が大きいため明るく発色のいい映像を撮影できる、2)交換レンズ次第で背景をキレイにぼかして画質を追求できる──といったようなメリットがある。また、最近のものであれば、コンパクトデジカメの動画撮影機能でもあなどれないレベルになってきている。
ビデオカメラにしても、デジカメにしても、映像を記録するのは内蔵HDDやフラッシュメモリーが主流だ。本体を直接Macにつなぐもよし、メモリーカードリーダを介してつなぐもよし。どちらの方法でもビデオ素材をMacに問題なく取り込める。というわけで、冒頭の結論になるわけだ。
ちなみにアップルは、iMovie '09との互換性を確認したビデオカメラをサポートページにて公表している(関連リンク)。
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