シストレFXグランプリの収録現場に潜入してきた

2008年12月05日 04時00分更新

文● 山崎マキコ

ガチンコFX講義に食いつくアイドルたち

朝も早くから、熱心に講義を聞くアイドルたち（＋中西デスク）

システムトレードを始め、PC用のツールが充実しているクリック証券だけあって、そちらの操作を勉強する場面も

「濡れ手に粟」ならぬ「両手に花」の中西デスク（ちなみに既婚者）。アイドルたちに喜色満面と思いきや、どうにも緊張感たっぷりに見えるのは気のせいとは思えない

　なんと共催のクリック証券さんは、講師の先生（しかもめっちゃ大物！）を呼んできて、アイドルに丸一日、FXの基礎講座を受けさせたんである。ガチで。チャートの読み方とか、徹底的に。

　わたしは一応マスコミの片隅に身を置いているわけだけど、こういうのって「ヤラセ」が大半だろうと思っていたけど違った。いやもう、泣いた。朝も8時半から集合させられて、ほとんど休み時間を挟まず延々講義。徹底的に講義。で、その横で受講している様子を撮影するというもの。終わったのは夕方。その昔、「両国予備校」という医歯薬系に力を入れてた予備校があって、「一日14時間勉強」というのを課してたって聞くけど、なんかそれのFX版に放り込まれたような感じ。あとで担当編集者の村っちから、
　「アンタは馬鹿か？　アンタは別に撮影風景を取材に行っただけで、講義までしっかり聴かなくていいだろうが」
と言われたんだけど、いやなんかつい一緒に受講しちゃったんだよ。チャートの読み方とか。ちなみにどういうレベルの講義が行われたか、それを録音したものをわたしがテープ起こししたから、ざっと披露してみましょう。

　「……経済指標はね、あとでちょっと見ましょうか。金利動向というのはね、これはアメリカにですね、Federal Reserve Boardっていうのがありましてね。これが、連邦準備制度理事会とう名のものでして、2カ月に1回ぐらいの割合でですね、FOMCミーティングっていうのが開かれます。FOMCっていうのは、Federal reserve Open Market Committeeっていうのね。連邦公開委員会。これがそのときに政策金利を発表します。この前米国金利というか、2％までですね、下がりましたけれども、そのときの状況ですと、これ、サブプライムローン問題と、そこで、金融機関がですね、信用収縮ということで、資金を取れなくなったんですね。そこで、大量に資金供給しまして、そのため下げざるを得なかったんですけど、そろそろいっぱいいっぱいかなあというところですよね……」

　ぶっちゃけ、わたしは一から十までさっぱり意味がわかんなかったんだけど、なにせビジネスアスキーや本サイトをお読みになっている皆様のことだ。きっとわかる！　と、勝手に思ってここに記しておきます。マジでね、こういう講義を、アイドル相手にやってたんだよ！　ある意味、信じられねえー。

　でもねえ、もっと驚いたことがあって。わたしはアイドルというものに大いなる偏見を抱いていたとこのとき思い知らされたのだけど、この講義にばっちりついていってた子もいたんだよね。みんなよく勉強してたけど、佐々木梨絵ちゃんって子が、それは熱心に講義を聞いて、鋭い質問を投げてた。詳しくは彼女のブログを見てもらえればその様子がわかるけれども、ここにちょっと引用させてもらおう。