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無線LAN経由で現実と連携したバーチャルFXが可能

KONAMI、本格的FX体験ソフトをDSでリリース

2009年02月17日 15時18分更新

文● 岡本善隆/企画報道編集部

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 KONAMIは、ゲーム感覚で楽しみながらFXの仕組みや知識を学べるニンテンドーDS用ソフト「外為売買トレーナー カブトレFX」を3月26日に発売する。価格は4300円。

バーチャルFXの画面。ニンテンドーDSを用いながら、PC用と同等の機能が利用できる

 カブトレFXには「バーチャルFX」と「ボードゲーム」の2つのモードが用意されている。前者はPC用などでおなじみのFXの仮想取引がDS上でそのまま再現されているものといっていい。FX業者の最大手である外為どっとコムが全面協力し、DS内蔵の無線LAN機能経由でリアルタイムの為替情報を元に取引が行なえる。

 システム自体も外為どっとコムがPCと携帯電話向けに提供しているものと基本的に同等で、対応している注文方式なども同じ。外為どっとコムのバーチャルFXの会員数はすでに100万人を突破しており、そこで展開されているキャンペーンや豪華賞品が貰えるコンテストに参加できるなど本格的な内容である。

ボードゲーム

モノポリー風のボードゲームモード。ゲーム内の社会情勢に合わせて、相場状況が変化する

 一方のボードゲームモードは、その名のとおりゲームを楽しみながら、FXの仕組みや最新ニュースと為替の連動などを勉強するモードである。ゲーム自体はモノポリー風で、手持ち資金で企業の買収を行ない、その評価額の大小を競う。

 その際に必要となる買収資金はゲーム内の為替取引によって増やせるほか(もちろんレバレッジも利かせられる)、買収先企業は日米欧の3ブロックに分かれており買収した企業への投資状況により、各ブロックの間の為替動向に変動が起きるなど、なかなか戦略性が高いゲームとなっている。

 発売元であるコナミデジタルエンタテインメント マーケティング本部の大石氏によれば、メインとなる対象は「20~40代のなんとなくFXを知っているけれども、FXを始めるきっかけを作れていないライトユーザー」とのこと。

 この手の取引体験・学習ソフトではゲーム内のみの仮想的な相場状況が展開されているものが多いのに対し、本作のバーチャルFXは現実の為替相場をそのまま利用でき、臨場感がある点が大きなポイント。ゲームから始まって、現実と連動した本格的なバーチャル取引、さらに実際の取引へと、ユーザーがステップアップすることが期待できる。

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