LEDバックライトが液晶テレビを「黒くする」
今秋のソニーは、数々の最先端技術を盛り込んだ意欲的なモデルを一挙に4シリーズ投入して世間の注目を集めた。今回は液晶テレビ「BRAVIA XR1」に搭載されたLEDバックライト新技術「RGB LED<トリルミナス>」に焦点を当てる。
従来の液晶テレビはバックライトが常時点灯するため、液晶パネルの光漏れによる「黒浮き」(黒い部分が白っぽくなること)などが指摘されていた。また素早い動きの動画で生じる液晶パネル独特のボケなどは抜本的な解決が難しい状態と言われていた。
そうした問題点を、革命的なハイレベルで解決する技術がRGB LED<トリルミナス>なのだ。それでは次のページから、さっそくその仕組みをディープに解説するとしよう。イラストをまじえて分かりやすく紹介するので、そう身構えずに読んでほしい。
(次のページ: LEDだけが出来る「部分制御」って何がスゴいの?)
この連載の記事
-
第5回
AV
世界最薄「つまめるテレビ」、ソニーZX1脅威の仕組み -
第4回
AV
パナソニックに聞く!進化するプラズマの映像美 -
第3回
AV
東芝の新型テレビ「超解像技術」に隠れた本当の狙いとは -
第2回
AV
薄型テレビ10の疑問と3つの地雷~2008年冬 -
第1回
AV
2008年秋冬薄型テレビ、よくわかる最新事情! -
AV
【目次】冬ボーナスで買う薄型テレビ - この連載の一覧へ