シングルサインオンも可能に
Azureでは、ユーザーが所有しているExchange ServerとAzure側のExchange Servicesを併用できるように、ユーザー認証の仕組みも提供する。これを使うことで、ユーザーは、サーバやサービスのどちらを使っているのかを区別することなく、同じユーザー名とパスワードで認証が可能となる。このように、1つのユーザーIDで複数のシステムを利用可能にすることを「シングルサインオン」という。ユーザーは、1つのユーザーID(とパスワード)を覚えればよく、システム全体の利便性が向上するし、管理する側からは、すべてで同じIDとなるために、ユーザーの行動を追跡しやすくなる。
加えてマイクロソフトは、さまざまなシステムでシングルサインオンを可能とする「OpenID」にも対応するようだ。これを使えば、現在のWindows側のユーザーIDだけでなく、Linuxなども含めたさまざまなシステムで、シングルサインオンが可能になる。
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