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Windowsが使えるMS流クラウド(前半)

PDCで明かされた「Windows Azure」の秘密

2008年11月06日 04時00分更新

文● 塩田紳二

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かねてよりウワサのあったマイクロソフトのクラウドコンピューティングだが、2008年10月27日よりロサンゼルスで開催された開発者向けカンファレンス「PDC(Professional Developer's Conference) 2008」で、正式に「Windows Azure」が発表された。 ここでは、前半と後半の2回に分け、Windows Azureの仕組みや機能を紹介していこう。

Windows ServerをWebサービスに

 一般にクラウドコンピューティングとは、グーグルのサービスのように、インターネット経由でWebアプリケーションをサービスとして提供することをいう。その中には、メールやカレンダーといった固定したサービスもあれば、特定用途だがユーザーのカスタマイズが可能なもの、ユーザーがロジックを記述して任意のサービスを実現できるものなど、さまざまな種類がある。アプリケーションホスティングやASPなども、現在ではクラウドコンピューティングに含まれる。

 非常に簡単にいえば、Windows Azureは、マイクロソフトがデータセンターを運営。そこでWindows ServerやSQL、Exchange Serverをサービスとして顧客に提供するものだ。そこで動かすアプリケーションのための環境は、マイクロソフトがバイナリとして提供している製品とほとんど変わらない。実際には、Windows Server 2008と仮想化環境などを使って構築が行なわれているようだ。

 他社との大きな違いは、システムがそのまま見えていること。たとえば、Google Appsは、スクリプト言語である「Python(パイソン)」を使った実行環境だが、どのようなOSが動いているかは見えないようになっている。ところが、Azureは、それが見えている。というのも、こうすることによって、ユーザーが現在所有しているマイクロソフト系のシステムで動作させているアプリケーションをそのまま移行できるようにという配慮だ。また、Exchange Serverを使ったExchanges Serviceもある。つまり、Exchange Serverを使った既存のシステムもそのままクラウドに移行できる。

Azureは、Windows Serverや各種サーバで構築した環境はほとんど同じ。違いは、目の前のハードウェアなのか、マイクロソフトのデータセンターで実行されるのかという点だ。

Azureは、Windows Serverや各種サーバで構築した環境はほとんど同じ。違いは、目の前のハードウェアなのか、マイクロソフトのデータセンターで実行されるのかという点だ。


 

 (次ページ、Azureでできることへ続く)


 

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