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Windowsが使えるMS流クラウド(後半)

「Windows Azure」は開発もWindows流

2008年11月10日 04時00分更新

文● 塩田紳二

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使わなければコストなし

 クラウド導入にあたって気になるのが料金だが、PDC 2008ではAzureの料金について詳細な発表は行なわれなかった。しかし、基本的には「従量制」になるとのことだ。たとえば、CPUの使用時やHDDの利用量、通信量といったものから料金が算定され、いわば使っただけの料金体系となる。

 クラウドのメリットには、処理能力の向上や削減が自由に行なえるという点がある。購入したハードウェアだと、処理性能があまっていても使い道がなければあまったままだ。逆に足りなければ、ハードウェアを増強する必要がある。ところが増強したあとに使わなくなったからといって返品するわけにもいかない。しかし、サービスであれば、増強や削減も簡単に行なえ、料金は従量制ということであれば、これまでよりも柔軟な対応が可能になるだろう。

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