自動録画で気になる番組は全部録画
PZR900シリーズはハイビジョン録画機能を搭載する。録画モードは放送品質そのままのDRモードのみだが、地上デジタル放送なら約121時間もの長時間録画が可能。録画した番組はi.LINK端子を使って対応する「ブルーレイDIGA」などにダビングすることでBlu-ray Disc(BD)メディアに保存できる。
しかし、PZR900シリーズの録画機能は他社のHDD内蔵テレビとはやや異なる特徴を持つ。それはキーワードなどによる自動録画機能だ。
気になるキーワードや好みのタレント名を登録してどんどん録画しておける。ニュース番組の録画も、特定のチャンネルのニュースを最大6時間分録り貯められる。これで天気予報から朝のニュース、スポーツニュースなども好きな時間に自由にチェックできるようになるのだ。
残りのHDD空き容量を気にせずバンバン録画できるのは、1TBという大容量HDDを搭載しているからこそできる強みだ。なお、あらかじめBDに録画したい番組があれば、録画予約時に録画先にブルーレイDIGAを指定することも可能だ。
レコーダーとは違う、「モアチャンネル」の発想
こうした使い勝手を実現した背景には「モアチャンネル」という発想がある。たとえば、興味のある番組が放送していない時に、HDDに番組を録り貯めていればちょっと見てみようという気になる。
動画配信サイト「YouTube」の視聴に対応したのも同様の発想だ。リモコンでも使いやすい専用のメニュー画面を用意するほか、パソコンで視聴する場合の動画形式(FLV形式)ではなく、より高画質なH.264形式の動画を表示する。
低解像度の動画とはいえ、大画面表示でもノイズがあまり目立たない画質で楽しめるようになっている。このようなテレビの楽しみ方を広げる機能を使いやすい形で追加しているのだ。
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