物件一覧のリンク先、つまり個別の物件情報のページも、やはりシンプルだが効果的にFlashが使われている。
たとえば、中央下部にあるサムネイルをクリックすると、メインに表示される画像が他の室内の写真に切り替わり、 右下の図面をクリックするとオーバーレイで拡大されて表示される。「印刷」ボタンを押せばA4サイズ1枚に見やすくレイアウトされた状態で印刷もできる。
ここまでの操作で、冒頭に紹介した「待ち時間が長い」「無駄な動きが多い」「操作が分からない」といったストレスはまったく感じられない。それどころか、非常にスムーズで、“さくさく”な動作は、心地よい操作感を与えてくれる。
Flash Playerがこれだけ普及している今、実際問題としてWebサイトを訪れる多くのユーザーからすれば、ユーザーインターフェイスがFlashだろうが、 JavaScriptだろうがかまわないはずだ。よりよい操作性のために、あえてFlashをシンプルに使う――。ブルースタジオの新サイトはそうした意味で、とても参考になるデザインだ。