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Flashで衝動買い!Amazonの新UIサイト

2008年10月31日 04時00分更新

文●小橋川誠己/企画報道編集部

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 「これはすごい!」と思わず漏らしてしまうユーザーインターフェイス(UI)のWebサイトが、米アマゾン・ドットコムから登場した!

Amazon

これが「Amazon Windowshop」。これだけ商品をプッシュされれば、衝動買いの機会も高まるかも?

 「Amazon Windowshop Beta」と名づけられた新サイトは、その名のとおり、Amazon.comの商品をまるで“ウィンドウ・ショッピング”のような感覚で眺められる。ユニークなUIが斬新だ。

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基本操作はキーボード。矢印キーで移動、スペースキーで拡大/縮小する。マウスホイールでも操作は可能

 Windowshopでは、ブラウザーいっぱいに並ぶ商品のサムネイル画像の壁面を、キーボードを使って上下左右に自在に移動できる。表示の切り替えはとてもスムーズで、さくさく動く。さらに特定の商品画像をクリックする(またはスペースキーを押す)と画像が拡大され、映像商品の場合はサンプルムービーの閲覧が、音楽CDの場合は視聴がその場でできる。

 表示される商品は、本/音楽/ビデオ(DVD)/ゲームの各カテゴリにおける新商品とベストセラーが対象。データは毎週火曜日に更新され、蓄積された過去のデータは右方向にスクロールしていくとチェック可能だ。

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サンプルムービーの閲覧や音楽の視聴もできる


 見た目はかなりインパクトがあるWindowshopだが、現時点での機能はかなり限定的だ。購入ボタンをクリックすると本家Amazon.comのサイトに移動することからも分かるように、Amazonが公開しているWebサービスAPIを自社で使った、新しいUIの1つの実験サイトと見てもいいのかもしれない。

 この新サイト、アニメーションなどの処理はFlashで、キーボードやマウスホイールイベントの検出はJavaScriptで処理しているようだ。Flashをフルに使ったインパクトのあるデザインと、キーボード操作を組み合わせたUIはとにかく楽しい。新しいWebサービスのアイデアとして参考になりそうだ。

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