「これはすごい!」と思わず漏らしてしまうユーザーインターフェイス(UI)のWebサイトが、米アマゾン・ドットコムから登場した!
「Amazon Windowshop Beta」と名づけられた新サイトは、その名のとおり、Amazon.comの商品をまるで“ウィンドウ・ショッピング”のような感覚で眺められる。ユニークなUIが斬新だ。
Windowshopでは、ブラウザーいっぱいに並ぶ商品のサムネイル画像の壁面を、キーボードを使って上下左右に自在に移動できる。表示の切り替えはとてもスムーズで、さくさく動く。さらに特定の商品画像をクリックする(またはスペースキーを押す)と画像が拡大され、映像商品の場合はサンプルムービーの閲覧が、音楽CDの場合は視聴がその場でできる。
表示される商品は、本/音楽/ビデオ(DVD)/ゲームの各カテゴリにおける新商品とベストセラーが対象。データは毎週火曜日に更新され、蓄積された過去のデータは右方向にスクロールしていくとチェック可能だ。
見た目はかなりインパクトがあるWindowshopだが、現時点での機能はかなり限定的だ。購入ボタンをクリックすると本家Amazon.comのサイトに移動することからも分かるように、Amazonが公開しているWebサービスAPIを自社で使った、新しいUIの1つの実験サイトと見てもいいのかもしれない。
この新サイト、アニメーションなどの処理はFlashで、キーボードやマウスホイールイベントの検出はJavaScriptで処理しているようだ。Flashをフルに使ったインパクトのあるデザインと、キーボード操作を組み合わせたUIはとにかく楽しい。新しいWebサービスのアイデアとして参考になりそうだ。