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ケータイ、空を飛ぶ――地図を地図として使わないサイト

2009年02月13日 08時00分更新

文●小橋川誠己/企画報道編集部

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 Googleマップを地図としてではなく、プロモーションサイトのムービーとして使う。そんな興味深いWebサイトがちょっとした注目を集めている。今年1月に発売されたNECの携帯電話「N-04A」のプロモーションサイト「N-04A Special Site」http://www.n-keitai.com/n-04a/sp/)だ。

 デザイン家電ブランドのamadanaとのコラボレーションで生まれた個性的なデザインケータイ、N-04A。N-04A Special Siteはそのプロモーションサイトらしく、デザイン性を重視して作られているフルFlashサイトだ。中でも目を引くのは、何といっても滑らかに動く大きな航空写真。

N-04A 特設サイト

「N-04A Special Site」のトップページ。背景の航空写真が滑らかにスクロールしながら、クロスフェードで切り替わっていく。いきなりインパクトがあるページだ


 画面中央部分に、まるで宙に浮くように表示される「N-04A」の写真画像。その背景で動く航空写真は、左下のロゴで確認できるように、おなじみのGoogleマップが使われている。最近では、テレビ番組などでも時折、イメージカットとして見かけるようになったGoogleマップだが、Webサイト上でここまで大胆に“地図以外”の用途で使う例はなかなか見かけない。

 さらに、ヘッダーに並ぶメニューからN-04Aの特徴を紹介する各コンテンツに移動するときの演出が秀逸だ。ある地点の航空写真が表示されたかと思うと、次の瞬間にはワイヤーフレーム、さらにカラフルなドットパターンへとグラフィックが次々と切り替わっていく。

ヘッダーのメニューからコンテンツを選ぶと航空写真の地点が移動。ワイヤーフレーム、ドットパターンと画面が切り替わっていく(切り替わり方はページによって異なる)


 こうしたGoogleマップを使ったFlashアニメーションが実現できるのは、昨年5月、グーグルがFlashで扱えるActionScript用のAPI「Google Maps API for Flash」を公開したからだ。このAPIによって、FlexやFlash ProfessionalでGoogleマップが手軽に扱えるようになっている。Google Codeには、Flash VideoとGoogleマップを同期させたり(関連サイト)、Googleマップ上に独自の地図のイラストを重ねたり(関連サイト)と、Flashならではの興味深いサンプルがある。

 本来の地図としても非常に便利なGoogleマップだが、こうしたちょっと変わった使い方でWebサイトを演出してみるのもおもしろい。Flash開発者は試してみてはどうだろうか。

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