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つなげ!オンガク配電盤 第3回

冥土の土産に世界デビュー、動画投稿サイトはステージなのだ

2008年10月03日 00時00分更新

文● 四本淑三(powered by 武蔵野電波)

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SNSやストリーミングラジオでプロモーション


 ミュージシャン向けの音楽専用サイトとしては、MySpaceやLast.fmというサービスもある。特にMyspaceは音楽系のSNSとしてもポピュラーだから、メールのフッタや名刺にURLを入れているプロのミュージシャンも結構いる。

Myspaceは音楽リスナーとミュージシャンのためのSNS。フラッシュプレイヤーでサンプル曲の再生ができる。オーディオ中心で、動画はオマケ的な扱い

 Last.fmはリコメンド形のストリーミングラジオが中心で、自分の曲もそこで全世界に流れる可能性がある。ぜひそのプロモーション効果に期待したいところだが、今のところDS Lite Orchestraはストリーミングされていない。あまりにリスナーが少なく、他のアーティストと関連付けるデータが足りないためだろうか。無念だ。

 お金を積めばストリーミングのローテーションに入れてくれたり、リスナーの再生回数に応じてロイヤリティが支払われるシステムもある。ただ、この辺は音楽産業の構造そのものだから、おそらく現実同様、プロモーション費用を超えてロイヤリティが支払われるケースはそう多くはないだろう。

 でもお金に余裕があって、真剣にミュージシャンとして世間にアピールしたいのなら、やってみる価値はあるかも知れない。もし試された方がいらしたら、ぜひご一報を。

Myspace同様、オーディオ中心で動画はオマケ。アーティストに関するバイオグラフィーはWiki形式でユーザーが編集できる。ストリーミングラジオはiPhone/iPod touchでも再生可能だが、まだ日本ではサービスされていないのが残念

Last.fmの管理者画面。アップロードしたジャケット画像からCDのプラケース風画像を作ってくれるのが面白い。恐れ多いのは、他の音楽との関連付けのために「似ているアーティスト」を、その度合いと共に入力すること。「Kraftwerk」「I Am Robot and Proud」と入れてはみたものの、ちっとも似てません。単に好きなだけです。すみません。みんな怒らないように

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