ニンテンドーDS上で、なつかしのアナログシンセがよみがえる。AQインタラクティブの「KORG DS-10」はそんなコンセプトで開発された製品だ。
正弦波や矩形波といった基本的な波形をアナログ回路で加工して、音作りを行なうアナログシンセサイザーは、独特な音の艶と暖かさを持つ。最近では、パソコン上でその機能をエミュレートする製品も登場してきている。
DS-10は、1978年にコルグから発売された「MS-10」が、デザイン上のコンセプト。MS-10の特徴であるパッチパネル(回路と回路をケーブルでつないでさまざまな効果を加える機能)も再現した。
コルグの「KAOSSILATOR」でも採用されている「カオスパッド」(タッチパッド上の指の位置で音程や効果を変えるUI)による音符入力など、タッチパネルを生かした操作にも対応。2台以上のニンテンドーDSを接続したワイヤレスプレイなど、ニンテンドーDSならではのインターフェースも採用している。
本タイトルはAmazon.co.jpのみで販売する予定。発売は7月とまだ先だが、すでにネット上では大きな反響を生んでいる。DS-10は、どのように生まれたのか? 開発者に聞いた。