録画した番組を「おでかけ転送」でウォークマンやプレイステーション・ポータブル(PSP)に転送できる、ソニーのBlu-rayディスクレコーダー「BDZ-A」シリーズがラインアップを一新する。
新しいラインアップは、320GB HDDを内蔵する「BDZ-A750」(予想実売価格14万円前後)と500GB HDDを内蔵する「BDZ-A950」(同17万円前後)の2機種。ともにWチューナー搭載で、DLNAサーバー機能を実装する。4月末に発売の予定。
映像コンテンツのダウンロードが可能に
今回のAシリーズの目玉機能は、動画配信サービス「アクトビラ・ビデオ」「アクトビラ・ビデオ フル」に対応したこと。
さらに映像コンテンツをダウンロード購入できるアクトビラの「ダウンロードサービス」にも対応する。
現在、ダウンロードサービスを利用できるのはツタヤオンラインが提供する「TSUTAYA TV」のみ(関連記事)。サービスは、視聴期限付きの「ダウンロードレンタル」と無制限の「セルスルー」の2種類がある。
同サービスにはパナソニックのデジタルレコーダー「DIGA」も対応しているが、BDZ-Aシリーズでは独特の機能を搭載している。
アクトビラのコンテンツをPSPで視聴
BDZ-Aシリーズは、セルスルーコンテンツをウォークマンやPSPなどに転送することができる。
コンテンツは転送のみが可能で、「おかえり転送」(転送先のファイルを消すことでダビングのカウントを戻す機能)は利用できない。このため一度転送してしまうとダビング回数のカウントの復元はできない。
なお、セルスルーで購入したコンテンツはBDなどへのダビングが2回まで可能で、1本の映画をBDとウォークマンに書き出すといったことができる。
そのほかのスペックは、昨年秋に登場したBDレコ(関連記事)と同じ。グラデーション部分のスムージングや映像の補完処理などを行なう新高画質回路「CREAS」(クリアス)を搭載し、MPEG-4 AVCによる5.5倍の長時間録画が可能だ。
