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インストールの穴までまるわかり!

Windows Home Server日本語版はこうなった!

2008年09月07日 10時00分更新

文● 山本雅史

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クライアント側で設定を行なう

 サーバーマシンの構築が終わったら、今度はクライアントにコネクタソフトウェアをインストールする。コネクタソフトウェアは、いちいちWHSからソフトをコピーしなくても、ネットワーク経由でインストールできる。

 家庭内LAN上にWHSのサーバーマシンがあると、クライアントの「エクスプローラー」→「ネットワーク」を開けば、サーバーマシンの名前がある。これをダブルクリックすると、自動的にウェブブラウザーが起動して、サーバーマシンのホームページが表示される。

コネクタソフトウェアのインストール手順

クライアント側のエクスプローラーで「ネットワーク」を開くと、LAN上のWHSが見える。このボックス型のアイコンをダブルクリックすると……

コネクタソフトウェアのインストール手順

ウェブブラウザーが起動してサーバーマシンのホームページが開く。赤枠のリンクをクリックすると……

コネクタソフトウェアのインストール手順

コネクタソフトウェアをWHSからダウンロードする画面が開く

 このホームページの一番下に「http://(サーバー名):55000」というリンクがあるので、これをクリックするとインストール画面が表示される。

 クライアント側にコネクタソフトウェアをインストールする際には、WHSのAdministratorのパスワードも必要になる。パスワードの管理を考えれば、コネクタソフトウェアのインストールはWHSの管理者自身が行なうべきだろう。クライアントから管理コンソールを利用する際にも、WHSのAdministratorパスワードを入力する必要がある。管理コンソールの操作も管理者が行なうべき作業ということだ。

コネクタソフトウェアのセットアップ時には管理者パスワードが必要

コネクタソフトウェアのセットアップ時には、WHSの管理者パスワードを求められる

管理コンソールのログイン時にも管理者パスワードが必要

管理コンソールのログイン時にも管理者パスワードが必要。管理者以外は触る必要がないツールなので、セキュリティーを考えれば妥当だ

コネクタソフトウェアは、タスクトレイに常駐する

インストールされたコネクタソフトウェアは、タスクトレイに常駐する。管理コンソールは「Windows Home Server コンソール」を選ぶと起動する

 コネクタソフトウェアがインストールされると、タスクトレイにコネクタソフトウェアのアイコンが常駐する。またデスクトップには、WHS上の共有フォルダーのショートカットが作成される。クライアントから管理コンソールを利用するには、コネクタソフトウェアのアイコンを右クリックして、「コンソール」を選択する。ちなみに、設定の競合を避けるため、管理コンソールは同時に複数のクライアントやサーバー本体からは起動できないようになっている。

 コネクタソフトウェアをインストールする際に、共有フォルダーの自動作成など初期設定は自動で行なわれる。唯一、管理コンソールで行なう必要があるのは、クライアントの各ユーザーを管理コンソール上で作成することだ。これを行なうと、各ユーザーがWHSに登録されて、ユーザーごとのネットワークフォルダーが作成される。ここは将来のバージョンで、自動化を期待したいところだ。

各ユーザーアカウントは管理者が作成する必要がある

大抵の設定は自動化されているコネクタソフトウェアだが、各ユーザーアカウントは管理者が作成する必要がある

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