Miniだからと性能には妥協しない!
ローバーもそうだったじゃないか!!
Mini-ITXだから低性能でもいい、という風潮にはうんざりだ。Miniだからこそ、高性能が欲しい。高性能だからこそ使いでがあるのだ。クルマでもヒコーキでもバイクでも、コンパクトなボディーに強力なエンジンを搭載したモノは名機として長く記憶される。ローバー ミニしかり、F-104しかり、GSX-Rしかり。コンパクト&ハイパワーへの扉は今、開かれた! そう、これから紹介するのは最強のMini-ITXマシンに必要なパーツなのだ!
PhenomもブルーレイもOK
MINIX-780G-SP128MB
●ファスト
●http://www.fastcorp.co.jp/product/j&w/minix780gsp128mb.html
●実売価格 2万3500円前後
Mini-ITXの小さなボードに「AMD 780G」チップセットを搭載。TDP 95WまでのPhenomを搭載でき、超コンパクトクアッドコアマシンを自作できる。128MBのLFBを備え、3D性能を高めているが、極限を目指すならRadeon HD 4000番台を搭載したい。そのためのPCI Express×16スロットもある。ただ、コンパクト化のため、メモリーはSO-DIMMを用いる。SO-DIMMはデスクトップ用より高価だが、SO-DIMMもDDR2は価格低下が著しく、トランセンドなどのブランド品でも1GB(DDR2-800)×1は3000円台で入手できる。
Mini-ITXプラットホームの実力をチェック!
さて、強力な“エンジン”は手に入った。次はそれを搭載するボディーだ。もちろんMini-ITXを選ぶのだが、問題は電源容量。Mini-ITXはACアダプター駆動が主流で、電源容量はそれほど大きくない。150W以上は大容量と言われるほどだ。では、いったい150Wの容量で、どの程度のパーツが搭載できるのだろうか。ATXでは400W電源ですら、“小容量”となって久しい。加えてPhenomやRadeon HDといった最新パーツの組み合わせでは、記憶も経験も役に立たない。あまつさえメモリーにSO-DIMMを組み合わせるとなるとなおさらだ。こうなると、実際に150W電源と「MINIX-780G-SP128MB」を使って試してみるのが一番だ! ということで、さっそくチャレンジしてみようじゃないか!
「MINIX-780G-SP128MB」に組み合わせたパーツはコレだ!
AMD「Phenom X3 8750」
PowerColor「AX3450 256MD2-S」
Sapphire「Radeon HD 3650 512MB DDR2 PCIE LP HDMI」
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