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Atomで検証! 小型PCの実用性 第5回

最強のミニPCとは? Mini-ITXの可能性を探る

2008年08月29日 21時00分更新

文● 山田 広樹

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縦/横置き 両対応のスリムケース
NSK 1480

http://www.antec.com/world/jp/productDetails.php?ProdID=91480
●実売価格 1万5000円前後

 縦/横置きに対応したスリムケース。スリム化のため、拡張スロットはロープロファイル接続となる。5インチベイ×1、3.5インチシャドウベイ×2を搭載。3.5インチシャドウベイとマザー搭載スペースを区切った、チェンバー構造を採用し、HDDの発熱を抑制。さらに8cm冷却ファンをベイ部分に備え、HDDの信頼性を極限まで高めた。

NSK 1480

筐体とトップパネルの接地面には、密着性を高め振動や共振を防ぐ、ノイズ防止シートとゴムグロメットを装着。さらに5インチベイ部分はヒンジによるお手軽取り外しが可能と、メンテナンス性も高い

NSK 1480

着脱を容易にする取っ手がついているのがうれしい。しかもHDDはベイパーツと防振ゴムを介して接続され、騒音やHDD自身の振動による寿命短縮を防ぐ

NSK 1480

写真右奥が3.5インチシャドウベイ。間仕切りのあるチャンバー構造は、パーツ間の有害な熱移動を防ぐほか“間仕切り”によってケースの剛性が飛躍的に高まるメリットがある

NSK 1480

電源ユニットの容量は350W。通常のATXケースと逆に、重量のある電源ユニットとHDDが下部にくるため重心が低く、縦置きスリムボディーでも安定性がいい。ケース全体の剛性を高める、中央を走る梁にも注目


AVアンプ風のスタイリッシュなデザインと機能
Fusion 430

http://www.antec.com/world/jp/productDetails.php?ProdID=15740#
●実売価格 2万9800円前後

 フロントパネル、左側の5インチベイ部分にVFDパネルを備え、PCのシステム情報などを表示可能。さらに右側のボリュームノブでWindows MediaCenterなどの音量調整ができるAV対応ケース。外観はNSK1480の拡大版に見えるが、内部構造は電源ユニット/5インチベイ、HDD、マザーと3分割されたより高度なチェンバー構造を採用。5インチベイ×1、3.5インチシャドウベイ×2、430W電源ユニット搭載。

Fusion 430

5インチベイを右側に、3.5インチシャドウベイを左側に搭載。HDD冷却ファンは非搭載となったが、ベイ格納部分の容積に余裕があることと、底面のメッシュで熱対策は問題ない

Fusion 430

ヒンジ固定式の5インチベイユニット。上部にはVFDユニットが搭載されているため、正直、スカスカ感があるのは否めない

Fusion 430

音量調整用のノブ。回す時の適度な抵抗が高級感を演出。ノブの下は電源ボタンと音声入出力端子

Fusion 430

システム情報や専用サイトにアクセス、ニュースをティッカー表示するVFDユニット。システム情報やサウンド再生時のイコライザー表示などが可能だ。しかも日本語表示もOK!

Fusion 430

VFDの表示内容は専用ツールでWindows上から変更、制御できる

完成

「Fusion 430」に、先のMini-ITXマザー「MINIX-780G-SP128MB」を組み込んでみた。リビングPCらしい高級感と拡張性を備えつつ、大きさもできる限りコンパクトにできたのではないだろうか

(次ページへ続く)

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