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やっと出た! PCI Express版Sound Blaster X-Fiを試す

2008年08月12日 19時31分更新

文● 小西利明/トレンド編集部

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同じ「X-Fi」でも2種類ある

 レビューを始める前に、現在のSound Blasterの概要と、X-Fi Titaniumシリーズの製品ラインアップについて、簡単にまとめておこう。

PCI Express Sound Blaster X-Fi Titanium

シールドなしの廉価版だが、ゲームには十分な性能を持つ「PCI Express Sound Blaster X-Fi Titanium」

X-Fi Xtreme Fidelity オーディオプロセッサー

X-Fi Titaniumにも搭載されているオーディオ専用プロセッサー「X-Fi Xtreme Fidelity オーディオプロセッサー」。これにX-RAM 64MBを搭載する構成が、現在のSound Blasterでは最上位となる

 現在の拡張カード型Sound Blasterには、カード上に搭載されるオーディオプロセッサーの違いによって、2種類のカードが存在する。ひとつは、「X-Fi Xtreme Fidelity オーディオプロセッサー」(以下X-Fiプロセッサー)を搭載する製品群。今回紹介するX-Fi Titaniumシリーズもここに含まれる。

 X-Fiプロセッサーは、5100万トランジスター、1万MIPS以上の処理能力を持つ、オーディオ専用プロセッサーである。同社によると、「3.4GHzプロセッサをオーディオ専用に組んだ場合と同等」のパワーを持つという。同社独自のサラウンドオーディオ規格「EAX」の、最上位である「EAX ADVANCED HD 5.0」に対応するのは、このX-Fiプロセッサーを備えるカードだけだ。

 もうひとつは、「PCI Express Sound Blaster X-Fi Xtreme Audio」(関連記事2)など、X-Fiプロセッサーの持つ機能の一部は備えているものの、処理負荷の非常に高いEAX ADVANCED HD 5.0には対応しない製品だ。どちらも製品名に「X-Fi」の名を冠するものの、カード自体が持つポテンシャルはかなり違う。

PCI Express Sound Blaster X-Fi Xtreme Audio

PCI Expressに対応するが、X-Fiオーディオプロセッサーは搭載しない「PCI Express Sound Blaster X-Fi Xtreme Audio」


X-Fi Titaniumシリーズのラインアップ

 X-Fi Titaniumシリーズは、カードのバスインターフェースにPCI Express x1を採用した最新モデルだ。全機種がX-Fiプロセッサーを搭載。プロセッサー自体がPCI Express x1に対応したほか、従来のPCI版と比べて、若干の性能向上が図られているそうだ。

Sound Blaster X-Fi Titanium Professional Audio

非ゲームユーザー以外にも訴求するよう、高品位アナログオーディオケーブルが多数付属する「Sound Blaster X-Fi Titanium Professional Audio」。実売価格が2万円を切るお買い得製品

 この先は縮小していく一方のPCIインターフェース用のサウンドカードを買うのにためらいを感じていた人も、PCI Express版のX-Fi Titaniumなら、今後も安心して使えるだろう。

 日本で販売されるX-Fi Titaniumシリーズには、3種類の製品バリエーションが用意される。いずれもX-Fiプロセッサーを備える点は変わらないが、シールドやオーディオ専用メモリー「X-RAM」の有無、付属品の構成などで違いがある。

PCI Express Sound Blaster X-Fi Titaniumのラインアップ

PCI Express Sound Blaster X-Fi Titanium
EMIシールドやX-RAM、I/Oドライブを省いたベーシックモデル。X-Fiプロセッサーによるサラウンド機能はほぼ同等。直販価格は1万2800円。発売時期は8月下旬。
同 Professional Audio
プロオーディオ向けに高品質録音・再生機能を打ち出した日本独自モデル。カード自体は上位のX-Fi Titanium Fatal1tyとほぼ同じ。I/Oドライブは付属しないが、アナログオーディオケーブルが4本付属する。直販価格は1万7800円
同 Fatal1ty Champion Series
最上位モデル。カード本体と、3.5/5インチベイ用ユニット「X-Fi I/Oドライブ」が付属する。クリエイティブストアでの直販価格は2万2800円

 今回はシールドとX-RAMを備える上位2製品を取り上げる。Fatal1ty Championは、次ページで説明する「X-Fi I/Oドライブ」による手軽な操作が魅力だ。

 一方のProfessional Audioは、実売2万円未満という手頃な価格と、金プラグのステレオオーディオケーブルが4本も付属していて、スピーカーとウーファーさえあれば、すぐにでも最大7.1chのサラウンド環境を構築できる点が魅力となっている。

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