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Microsoft Imagine Cup 2008世界大会レポート(後編)

慶応大生、24時間ぶっ通しで問題を解く

2008年07月31日 22時05分更新

文● 新 淳一/ASCII.jp

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エジプトで開催される来年のImagine Cupに参加しよう!

Imagine Cup 2009の告知

来年の大会に向けた参加登録はマイクロソフトのサイトで始まっている

 2009年のImagine Cup世界大会はエジプトで開催される。エジプトにたどり着くには、部門ごとに異なるいくつかの関門をくぐり抜けなければならない。

 ソフトウェアデザイン部門の場合は、マイクロソフトのサイトで公開される課題に対応するソフトウェアを開発し、エントリーする。選考後、同志社大学NISlabのメンバーのように日本大会に出場し、優勝すれば世界大会出場の切符が手に入る。

 ソフトウェアデザイン部門以外の場合は、エントリー後ウェブ上でそれぞれの課題をこなす。各国の国内大会はなく、初めからワールドワイドの選考基準で審査され、慶応義塾大学の高橋直大さんのように世界の上位6人に残れば、世界大会の参加者としてエジプトに招待される。

 なお、エジプト大会以降3回は「テクノロジーを活用して、世界の社会問題を解決しよう」という共通のテーマになる。ここで言う社会問題とは、「極度の貧困と飢餓の撲滅」「普遍的な初等教育の達成」など、国連ミレニアム開発目標でアフリカ特有の解決すべき問題として掲げられている8つの目標である。テーマが3年間変わらないので、ソフトウェアデザイン部門などは、たとえ敗退しても、前年の反省を翌年に活かしやすいし、前年の入賞者のソリューションを参考に、より洗練されたアイデアにつなげやすいだろう。また、幅の広いテーマなので、学校の研究テーマにもしやすい。

 来年の大会に向けた参加登録はマイクロソフトのサイトで始まっており、ソフトウェアデザイン部門のテーマなどがすでに確認できる。他の部門の詳しいレギュレーションなどは8月下旬より公開されるはずだ。

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