小技の効いた「上下ボタン」
「ビュアー的PC」として、SCシリーズはいろいろと小技が効いている。中でも感心したのが、ディスプレー横に用意された「マルチファンクションボタン」(上下ボタン)の扱いだ。
このボタンは、液晶ディスプレーの輝度や音量変更、文字やアイコンのサイズ変更などに使える。文字やアイコンサイズの変更は、OSやウェブブラウザーの機能をそのまま使っているのだが、小さな画面での見え方を確認しながら使えるというのは、なかなか便利なものである。
小型にもかかわらず、インターフェース類がフルサイズで付いているところも評価しておきたいポイントだ。アナログRGB出力端子やUSBはもちろん、Ethernetも装備する。
本体右側にはExpress Card/34スロットと、「3in1メディアカードスロット」がある。ただしこのカードスロットは、SDメモリーカードを差し込んでも奥まで差さりきることはなく、半分くらいカードが出っ張ったままになる。実用上あまり問題はないのだが、ちょっとびっくりする仕様である。
ワンセグはピクセラ製
アンテナは内蔵と外付けの二刀流
すでに述べたように、SCシリーズには全モデルにワンセグチューナーが内蔵されている。アンテナは液晶パネル部に内蔵されているので、使わない時にもじゃまにならない(外付けアンテナも付属する)。
テレビ視聴用のソフトは、(株)ピクセラ製の「Station Mobile」が付属する。おそらくチューナーもピクセラ製なのだろう。EPGやデータ放送の表示はもちろん、EPGを使った録画予約にも対応している。試作機での受信品質はごく標準的なもの、という印象で、特に問題を感じることはなかった。
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