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BDレコ購入指南 第6回

個性で選ぶBDレコ、ソニー&パナソニック編

2008年07月08日 16時00分更新

文● 鳥居一豊/AVライター

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再生もバッチリ快適! 見たいシーンに素早くジャンプ

 ソニーのBDレコーダーには、快適に視聴や編集・ダビングが行える便利機能「おまかせチャプター」がある。これは、CMと本編の切れ目や番組のおおまかな切り替わり部分を検出して自動的にチャプターを分割する機能。CM部分の検出精度も極めて優秀で、CMだけをスキップして快適に本編だけを楽しむことができる。

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A70で再生した時のチャプター表示。同様のチャプター情報がウォークマンなどにも転送される

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チャプター編集の画面。自動分割されたチャプターを利用して、CMなどの不要な部分を消去するのも簡単に行なえる。BDなどへのダビングも簡単だ

 このチャプター情報も番組と一緒に転送されるので、外出先での視聴も極めて快適だ。出勤時の電車内はもちろん、昼食時などのちょっとした合間にも効率よく番組を視聴できる。


ダビング10実施後、「おでかけ・おかえり転送」はこう変わる

 7月4日のダビング10実施以後、「おでかけ・おかえり転送」の挙動も多少変化する。ダビング10の番組は、「おでかけ転送」をするごとにダビング回数が1回ずつ減っていくことになる。「おかえり転送」を行なってもダビング回数は復活しないので注意したい。

新しい運用ルール「ダビング10」の解説図(JEITA提供)。7月4日から運営が開始されている

 コピーではなくムーブとなる10回目の転送のみ、現在と同じ「おでかけ・おかえり転送」となる。とはいえ、使い勝手は多少変わるが、「おでかけ中」もA70側で録画したオリジナル番組を再生できるようになるのはとても便利だ。


【まとめ】 転送機能はきわめて快適 新スタイルのテレビ視聴が楽しめる

 ソニーのBDレコーダーは、自動録画機能「おまかせ・まる録」などの便利機能が充実しており、簡単な操作で番組をたっぷり録り貯められることが特徴。逆にそれだけ「たくさん録っても見るヒマがない!」という問題にも直面するが、A70なら「おでかけ・おかえり転送」により、ちょっとした時間を使って番組を快適に再生できる。

 ニュース番組のチェックだけでなく、人気番組や話題になりそうな番組を持ち出して、会話のきっかけにするなど、面白い使い方ができるだろう。放送のデジタル化やハイビジョンによる高画質化とはベクトルが違うが、縮小サイズのコンパクトな動画をポータブル機器で手軽に視聴できるというのも、これからの映像コンテンツの楽しみ方の1つだ。

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