チャンネル別番組表でもっと録画予約を簡単に
そして、個人的にもっとも歓迎したい機能の強化が番組表の改善だ。従来の表示に加えて、チャンネルごとに一週間分の放送予定を表示できる「チャンネル別表示」が選択できるようになったこと。
パナソニックのDIGAシリーズは、日常的な使い勝手の良さ、操作の分かりやすさを重視し、機能的にはシンプルだ。自動録画もドラマやアニメの新番組だけを録画するものとなっている。
このため、新聞のテレビ欄を見るように、現在または今後数時間以内に放送される番組を一覧するには使いやすいが、特定の番組を探す、来週放送予定の映画を録画予約しておくといった使い方では、不便を感じることがあった。
ここにチャンネル別表示が加わることで、番組の検索性はかなり向上した。番組表の見やすさやスクロール速度の速さなどにはもともと定評があるため、従来機で感じていた不満はかなり解消されていると言える。
誰でも簡単に使える! これぞDIGAの真骨頂
ここからは、DIGAシリーズ共通のユニークな機能を紹介していこう。「簡単・便利なDIGA」というフレーズに集約されるものだが、それを実現するため、実に細やかな配慮が光っている。そんなDIGAシリーズならではの、簡単操作へのこだわりを紹介していく。
まずは録画モードの選択時。MPEG-4 AVCによってHDDやBD、DVDに長時間のハイビジョン録画が可能になったことはありがたいが、AV機器に詳しくない人にとっては、その数の多さに頭が痛くなってしまう話でもある。
そこで同シリーズは、録画モードの選択画面で、残りのHDD残量でどれだけ録画できるかを同時に表示している。これは他社でも行なっているものだが、全モードの録画可能時間を見やすく表示しているのは同社だけだ。
また、SDメモリーカードの静止画・動画再生も、徹底的な簡単操作にこだわっている。SDメモリーカードを挿入すると自動的にメニューが表示され、写真の再生やダビングといった機能が選択できる。他モデルでは「操作メニューを呼び出して、特定の機能を選択して……」といくつかのステップを踏む必要がある。
BDやDVDディスクと違い、SDメモリーカードは必要なときにしか挿入しないメディアだ。そのため、メディアを認識すると自動で操作メニューが表示される仕様は非常に便利。
写真の取り込みや表示も機能としてはシンプルだが、動作が高速なためスムーズに操作できる。いたずらに機能を盛り込まず、必要最小限の機能を快適に使えるようにすることが、使い勝手を高めるための「良い割り切り」になっていると言えるだろう。
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