アップル、WWDC 2008にてiPhone 3GとMobileMeを発表
7.11、iPhone日本上陸!
2008年06月10日 06時12分更新
米アップル社は米国時間の9日(日本時間の10日)、IMT-2000規格に準拠したデジタル通信方式のiPhone(iPhone 3G)と、.Macを置き替えるウェブサービス「MobileMe」を7月11日に発売すると発表した。iPhone 3Gは8/16GBの2モデルがあり、本体カラーは8GBモデルがブラック、16GBモデルがブラックとホワイトだ。
iPhone 3Gの主な特徴は、3G通信対応やGPS搭載、Microsoft Exchange ActiveSyncやサードパーティー製ソフトの実行などに対応したiPhone 2.0ソフトウェアの搭載──など。Wi-Fiと3G、EDGE方式の無線通信をサポートしており、自動的に最適な経路を選択。通話と通信のマルチタスクを実現しているため、電話中にウェブブラウズしたり、地図を取得したり、電子メールをチェックしたりもできる。
また、iPhone 3Gに搭載されるiPhone 2.0ソフトウェアでは、GPSのリアルタイムマッピングやトラッキング、メールの一括移動/削除、連絡先の検索、科学計算機、ペアレンタルコントロール、ウェブサイトや電子メール、MacやPCのフォトライブラリーからの画像保存──などに対応。3G通話で5時間、ウェブブラウズで5〜6時間、ビデオ再生で7時間、オーディオ再生で24時間というバッテリー持続時間を誇る。
本体サイズは幅62.1×高さ115.5×奥行き12.3mm、重さ133g。なお、iPhone 3Gの動作条件にiTunes 7.7と記載されているため、発売までにiTunesもアップデートされるはずだ。
またアップル社は、7月11日に.Macサービスを「MobileMe」としてリニューアルすることも発表した。価格は20GBのメール/ファイルストレージや最大5つのメールエイリアスを利用できる個人タイプが9800円/年、マスターアカウントのほかに4つのサブアカウント、25GBのメール/ファイルストレージなどを利用できるファミリーパックが1万5600円/年。オプションとして、20GBのストレージ追加(5800円/年)や、40GBのストレージ追加(9800円/年)などを用意する。
「MobileMe」を利用すると、電子メールや連絡先、カレンダーなどをiPhone 2.0ソフトウェアを搭載したiPhoneやiPod touch、MacのMailやアドレスブック、iCal、PCの「Microsoft Outlook」などの間で同期可能。プッシュ型のサービスなので、1カ所で変更があれば即座にほかのデバイスにも通知・反映できる。また、「MobileMe」では、メールや連絡先、カレンダー、iPhotoライクな画像ブラウザーやiDiskなどを組み合わせたウェブアプリケーションも提供される。
「MobileMe」の対応ウェブブラウザーは、Safari 3とInternet Explorer 7、Firefox 2以上。またすべての機能を利用するには、Mac OS X LeopardとiLife '08が必要。既存の.Macユーザーのアカウントは、自動的に「MobileMe」にアップグレードされる。
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