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アップル、「Mac OS X アップデート(MobileMe用) 1.1」を公開

MobileMe、始動。

2008年07月14日 23時44分更新

文● MacPeople編集部

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MobileMe

「.Mac」に代わるアップルのウェブサービスが「MobileMe」。年間契約で20GBストレージ付きの単独アカウントは9800円、20GBストレージのマスターアカウントに加えて5GBストレージのサブアカウントが4つ含まれるファミリーパックは1万5600円だ

アップルは10日、「Mac OS X アップデート(MobileMe用) 1.1」を公開した。本アップデーターを適用することで「MobileMe」サービスを利用できるようになる。なお、アップデーターは10日に登場していたものの、しばらくの間非常にアクセスしづらい状況にあった。

MobileMe」は「.Mac」を置き換えるかたちで登場したウェブサービスだ。iPhoneやiPod touch、Mac、PCに対してプッシュ型メールやアドレス、カレンダー、ウェブギャラリー、オンラインストレージなどの共有サービスを提供。また、ユーザーは「me.com」ドメインのメールアドレスも利用できる(.Macでは「mac.com」だった)。

MobileMe

インターネットに接続した状態でいると「.MacはMobileMeになりました」というダイアログが現れる。ここで「ソフトウェア・アップデート」を実行するとアップデーターを適用可能だ

MobileMe

ダイアログが表示されたあとに「ソフトウェア・アップデート」を実行すると「Mac OS X アップデート(MobileMe用) 1.1」がリストアップされる。なお、原稿執筆時点ではアップルのダウンロードサイトからは入手できない

.Mac
MobileMe

Finderにマウントして操作できるオンラインストレージ「iDisk」も、.Mac(左)とMobileMe(右)ではアイコンが変わった

MobileMe」ではウェブブラウザーを使ってメールやアドレス情報、カレンダー、ギャラリー、iDiskを利用できる。デスクトップアプリケーションのような操作性を実現している。

Mail

Mail

Contact

アドレス情報

Calendar

カレンダー

Gallery

ギャラリー

iDisk

iDisk

実際に試用してみたところ、たしかに操作性はOS XのMailやアドレスブック、iCalのようにスムーズだったが、ネットワーク経由なのでデータの読み込みに時間がかかった。通常は同じく「MobileMe」の機能である「同期」を利用して複数のパソコンでデータを共有し、自分のマシンを使えない外出先などで「MobileMe」のウェブアプリケーションを使う──という方法がベターだろう。


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