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ECS「P45T-A (1.0)」、Foxconn「P45A」

「P45」搭載マザーの販売がスタート!まずは2メーカーから!

2008年06月03日 21時47分更新

文● 増田

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 インテルの新型主力チップセット、開発コードネーム“Eaglelake”こと「Intel 4」シリーズを搭載したマザーボードの販売が今日からスタートした。第一弾となったのは「Intel P45 Express」(以下:P45)を搭載したECS「P45T-A (1.0)」と、Foxconn「P45A」の2モデルだ。

販売が今日からスタート

インテルの新型主力チップセット、開発コードネーム「Eaglelake」こと「Intel 4」シリーズを搭載したマザーボードの販売がスタート

一足お先に秋葉原での販売がスタートした「P45」

「Eaglelake」

「P45」は“Eaglelake”こと「Intel 4」シリーズとなるインテルの新型主力チップセットだ

South bridge

新型South bridge「ICH10/R」と組み合わされる点も目新しいところ

拡張スロット

PCI Express 2.0への正式対応。そして、PCI Express x16スロットを8レーン×2という構成(要はCrossFire時でもx8+x8構成)で使用可能となった

 現行の「P35」に置き換わり今後のインテルの主力チップセットとなる「P45」。本日3日から始まった「Computex Taipei 2008」で正式に発表されると思われるが、一足お先に秋葉原での販売がスタートした格好だ。
 チップセットの詳細については明日の発表を待つとして、マニュアルやその他情報からわかったことを簡単に整理しておこう。現行の「P35」との違いは、PCI Express 2.0への正式対応。そして、PCI Express x16スロットを8レーン×2という構成(要はCrossFire時でもx8+x8構成)で使用可能となったという点。DDR2メモリ使用時の最大メモリ容量が16GBへとなった点。ほかに新型South bridge「ICH10/R」と組み合わされることにある点も目新しいところとなる。FSBが1333MHzまでのサポート、DDR2/DDR3両対応でDDR2はDDR2-800(PC2-6400)、DDR3はDDR3-1333(PC3-10600)までのサポートとなる点は「P35」と同じである。
 なお「Intel 4」シリーズとしては、今回登場した「P45」のほか、GPU内蔵の「G45」や「P43」「G43」「Q45」といったチップセットもラインナップされている。

2モデル

発売第一弾となったのはECS「P45T-A (1.0)」とFoxconn「P45A」。いずれも並行輸入版と思われる

 さて、秋葉原では先週からASUSTeK、Gigabyte、MSIといったメーカーの展示がスタートしていたわけだが、蓋を開ければ第一弾となったのはECS「P45T-A (1.0)」とFoxconn「P45A」という結果に。いずれも並行輸入版と思われ、販売を確認したのも今のところドスパラ秋葉原本店のみとなっている。

ブラックの基板が特徴的なECS「P45T-A (1.0)」

ラックの基板が特徴的なECS「P45T-A (1.0)」はチップセットに「P45」+「ICH10R」を搭載。スペック的には一般的な作りとなる

 ブラックの基板が特徴的なECS「P45T-A (1.0)」はチップセットに「P45」+「ICH10R」を搭載するATXフォームファクタの製品。拡張スロットはPCI Express(2.0)x16×2、PCI Express x1×2、PCI×2、メモリスロットはDDR2 DIMM×4(DDR2-800/667/533/400、最大16GBまで)という構成。
 またオンボードインターフェイスには、ギガビットイーサネット(Athlos L1)や、8chサウンド(Realtek/ALC883)、Serial ATA II×6(RAID 0/1/5/10)、eSATA×1、IDE×1などを搭載する。価格は1万4980円。

1万3000円台のお買い得モデルFoxconn「P45A」

1万3000円台のお買い得モデルFoxconn「P45A」はチップセットに「P45」+「ICH10」を搭載。新チップ搭載マザーとはいえ、両モデルとも意外に安価な印象で、購入予定者にはうれしいところだろう

 Foxconn「P45A」はチップセットに「P45」+「ICH10」を搭載。こちらもATXフォームファクタの製品となる。主なスペックは拡張スロットがPCI Express(2.0)x16×2、PCI Express x1×2、PCI×2、メモリスロットはDDR2 DIMM×4(DDR2-1066(OCで対応)/800/667、最大8GBまで)という構成。
 またオンボードインターフェイスには、ギガビットイーサネット(Realtek)や8chサウンド(Realtek/ALC883)、Serial ATA II×6(RAID 0/1/5/10)、eSATA×1、IDE×1などを搭載する。価格は1万3980円となっている。
 新チップ搭載マザーとはいえ、両モデルとも意外に安価な印象。「P35」からのアグレッシブな変更がないため、いまいちインパクトに欠ける「P45」だが、この価格帯ならば購入を考えていなかったユーザーにとっても気になるところ。もちろん「Intel 4」シリーズ登場を機にニューマシン購入を考えていたユーザーにとっては、今後続々と発売されるであろう各社のモデルも含めて要チェックだ。

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