MSIは16日、次世代チップセット搭載マザーボードで採用するMSI独自機能「DrMOS(ドクターモス)」と、「Hybrid freezer(ハイブリッドフリーザー)」を中心とした製品説明会を行なった。
発表会では「DrMOS」採用製品として「P45 PLATINUM」「P45 Diamond」「名称未定のDDR2/DDR3コンボモデル」などがお披露目された。これらのマザーボードは、来月台湾で開催される「Computex Taipei 2008」で正式に発表される見通しの次世代チップセット「P45シリーズ」が搭載された製品で、今回の発表会では発売日や予価、詳細なスペックなどは未定とされた。
「DrMOS」
「DrMOS」は、従来サーバー製品で使われてきたインテルの規格のCPU電源用モジュール「DriverMOSFET」を第2世代に進化させたもので、次世代チップセット「P45シリーズ」に採用される。1つのダイの中にレギュレーターとコントローラーチップを一体化することにより、消費電力が減って効率が良くなり、高い出力であっても発熱が減るとしている。MSIのテストによれば、最大負荷を与えた際に「DrMOS」の搭載モデルは温度が55℃、「DrMOS」を搭載していないモデルでは71℃と16℃も「DrMOS」周辺の温度を下げることができたとしている。
「Active Phases Switch」
「Circu-Pipe 2」
「P45シリーズ」ラインナップとロードマップ
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