避けて通ると、とんでもない未来が待っている!~20代で取得しておくべき資格~
現行の情報処理技術者試験の14区分のうち、20代で取得しておくべきものは、ずばり「基本情報技術者試験」と「ソフトウェア開発技術者試験」の2つです。
■基本情報技術者
ITに関する幅広い基礎知識を問うもので、SEではなく、プログラマーを対象としています。情報系の専門学校や大学では、この資格取得を目標とすべきでしょう。なお、平成21年度から予定されている新試験制度でも名称は同じですが、ITSSのレベル2相当(基礎試験)としての位置づけになる予定となっています。
■ソフトウェア開発技術者
厳密には「情報システム開発プロジェクトにおいて、外部仕様に基づいてソフトウェアを開発する業務に従事するものを対象とする資格」という位置づけですが、その実態は、SEに必要とされる幅広い知識の中から、基礎となる知識にフォーカスした内容になっています。なお、平成21年度から予定されている新試験制度では、「応用情報技術者試験」という名称に変わり、ITSSのレベル3相当(ミドル試験)になります。これにより、基本情報技術者試験の上位資格としての位置付けがよりいっそう明確になりました。
この2つの資格(詳細:http://www.jitec.jp/)に共通しているのは“幅広い基礎知識が問われている”点です。基礎なので、仕事に直結するものではありませんが、だからといって避けて通ると、とんでもない未来が待っています。その理由を下記で挙げてみました。
【基礎がなければ困る理由】
・基礎となる土台が小さいと、その上に積み上げられるものも小さくなる
・基礎がなければ、応用などできるはずがない
・基礎がなければ視野が狭くなる。問題解決の選択肢が少なくなる(それすら気付かない……)
・いずれ基礎に立ち返らなければならないときに困る。しかし、そのときは昔と比べられないほどの労力が必要になる
リスクのある未来が訪れないように資格取得で“保険”をかけておく。そう考えると資格を取る意味もわかりやすいかもしれません。
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