宇宙飛行士になるには「健康」となりたいという「意志」が重要
宇宙に行きたいというあこがれを持ち続けた結果、宇宙飛行士になれたと語る土井さんですが、現在では、切符を買えば旅行として宇宙に行ける時代になりつつあると言います。もちろん、大金持ちになる必要があるんですけどね。将来的には海外に行くような感覚で行けるようになるはずだと、語ってくれました。一度は夢見て、今はあきらめてしまった大人の我々はそれ=大金持ちを目指すしかありません。
もっとも土井さんの話では、宇宙ではお酒が飲めないらしいので(どうも宇宙飛行士は禁止されているようです。旅行客としてでもだめかはわかりません)、行きたくなんかないという人も大勢いるかもしれません。眞鍋さんも、それはネックですねーと言っていました。よっぽどお酒が好きなんですね。
ちなみに、宇宙飛行士になるためには、必ずしも理系の大学を出ている必要はないそうです。NASAでは、学校の先生などが宇宙飛行士になる例もあるんだとか。ただ、宇宙実験などもやるので理系が多いという現実はあるようですが。とにかく健康であって宇宙に行きたいという強い気持ちを持っていれば宇宙飛行士になれるんだと、会場の子どもたちに向かって優しく語りかける土井さんが印象的でした。
なお、5月14日の14時~15時には、土井宇宙飛行士のミッション報告会が筑波宇宙センターで開催されます。ミッション報告会の会場となる筑波宇宙センター宇宙実験棟での参加申し込みは終了してしまいましたが、情報センターJAXA i ミニシアター、調布航空宇宙センター レクチャールーム、種子島宇宙センター 宇宙科学技術館、筑波宇宙センター 広報・情報棟において生中継が行なわれるそうです。
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