28日に発売されたイー・モバイル(株)の音声通話端末、台湾HTC社製の「S11HT」と(株)東芝製の「H11T」が編集部に届いた(関連記事1)。そこで早速フォトレビューをお伝えする。
Windows Mobile 6搭載スマートフォン「S11HT」
「S11HT」はWindows Mobile 6 Professional Edtionを搭載するスマートフォン。(株)NTTドコモの「htc Z」(関連記事2)やソフトバンクモバイル(株)の「X01HT」(関連記事3)の流れを汲んでおり、外観はこれらの機種とほぼ一緒だが、CPUはクロック周波数が400MHzのものから700MHzのものに変更されている。少し触ってみたところ、前の機種で感じたメニュー切り替え時のもっさり感が解消され、スムーズに動いている印象を受けた。
最大の魅力は、Bluetoothによりパソコンのワイヤレスモデムとして使用できるところだろう。ちなみに、S11HTとパソコンをBluetoothで接続すると、「パーソナル エリア ネットワーク」(PAN)デバイスとして認識される。通常のBluetooth対応携帯電話機は「Bluetoothモデム」として認識され、接続先電話番号などもパソコン側で設定する必要があるが、PANではデバイス(S11HT)側にあらかじめ設定されている接続先に自動で接続されるため、特別な事情がなければ設定を変更する必要はない。さらに通信費は固定料金というところも魅力だ。
後日詳細なレビューをお届けするが、「htc Z」や「X01HT」の2つの懸案事項、つまりもっさり感と高額になりがちなパケット通信費(特にパソコン接続時の)が解消されている点でかなり大満足だ。