ワンセグケータイ「H11T」
H11Tを手に持ったところ。デザインがやや古い感じはするが……
H11Tはワンセグチューナーを内蔵する携帯電話機。約2.8インチのワイドQVGA（240×400ドット）ディスプレーを採用し、有効324万画素のカメラ機能を搭載する。本体サイズは幅50×奥行き17.9×高さ104mmで、いまどきの携帯電話機に比べるとやや厚い感じがする。H11TもBluetoothを内蔵しており、著作権保護技術「SCMS-T方式」対応のワイヤレスヘッドフォンにワンセグの音声を飛ばすことができる。パソコンと接続してのデータ通信も可能だが、S11HTのようにPANとして認識されるのではなく、Bluetoothモデムとしての接続になる。
ディスプレーを閉じたところ
2軸ヒンジを採用しており、180度回転してディスプレーを露出した状態で閉じることができる
横長のフル画面でワンセグを見ることができる。写真では松下電器のポータブルオーディオプレーヤー「SV-SD950N」にBluetoothで音声を飛ばしている
本体左側面。赤外線通信ポートとmicroSDカードスロット、付属のクレードル用接続端子がある
本体右側面。ACアダプターなどを接続する拡張端子とカメラボタン、ワンセグのチャンネル変更および音量変更ボタンが並んでいる
本体背面。有効324万画素のカメラを装備する
ウェブブラウザーでASCII.jpのトップページを表示。縦長、横長どちらでも表示が可能だ
最近のワンセグケータイだとワイドVGAも珍しくなく、その意味では一世代前のワンセグケータイといった印象だ。尖った特徴はないが、逆にそつなく使えそうな音声端末である。ただ、少し気になったのはバッテリーの持続時間。特にウェブブラウジングをしていると猛烈な勢いでバッテリーがなくなっていく印象を受けた。そのあたりも含めて、詳細は別途お伝えしたいと思う。
