「EMONSTER S11HT」(以下、S11HT)は、 これまでデータ通信専業だったイー・モバイルが音声サービス開始と同時に投入した同社初のスマートフォンだ。
一般的な携帯電話ほどのコンパクトなボディーに、チルト機構が斬新な2.8インチQVGA(320×240ドット)液晶ディスプレーや、バックライト付きでスライド式のQWERTYキーボードのほか、有効300万画素オートフォーカス付きカメラ、GPSなどを搭載。通信速度下り最大3.6MbpsのHSDPAや同54Mbpsの無線LAN(IEEE802.11b/g)、Bluetooth2.0+EDRなどにも対応し、通信面が充実している。
イー・モバイルの音声端末は、単体でデータ通信する場合のみならず、PCに接続した場合でも定額で通信し放題なのが大きな特徴だ。しかし、PCにつないだ場合でも定額制の上限額が据え置きになることはあまり知られていない。実はS11HTには、こうした同社の強みを活かすユニークな機能が搭載されている。今回はそのあたりを一本釣りしてみたい。

この連載の記事
- 第9回 Woooケータイは理想の“じぶんシアター”なのか?
- 第8回 ソフトバンク本命の923SH 快適に使う2つの小技
- 第7回 検索好きが泣いて喜ぶ!F906iの「クイック検索」
- 第6回 SH906i、タッチ操作の快適さと限界
- 第5回 本当に綺麗?サイバーショットケータイW61Sを試す
- 第4回 X03HTはメール端末としてイケてるか?
- 第3回 最強YouTube携帯!X02NKのAV機能に迫る
- 第1回 振る!なぞる!「921SH」の新感覚UIは快適に使えるか?
- ケータイ機能一本釣り〈目次〉
- この連載の一覧へ